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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとパラマウントの統合に全米脚本家組合が強い懸念

2025年10月27日 18:00

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業界再編が続くハリウッド
業界再編が続くハリウッド
Photo by Amy Sussman/Getty Images

全米脚本家組合(WGA)が、パラマウントとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の合併交渉に対して強い懸念を表明した。

米Deadlineによれば、WGA東部支部および西部支部は共同声明を発表し、同合併を「災害(a disaster)」と断じ、「規制当局と連携して合併を阻止する」と宣言した。

声明では次のように述べられている。

「メディア業界における度重なる合併は、労働者を苦しめ、競争と表現の自由を損ない、数千億ドルもの資金を浪費してきた。それらは本来、健全な成長のために投資されるべき資金だった。ワーナー・ブラザースをパラマウントや他の巨大スタジオ、配信企業と統合することは、脚本家、消費者、競争のすべてにとって災害になる」。

WGAはすでに米連邦取引委員会(FTC)や司法省反トラスト局と連携を取り、独占禁止法の観点からも合併阻止に向けた行動を取る構えを見せている。

複数の関係者によると、パラマウントは約1週間前に提示した1株あたり20ドルの初回提案を上回る24ドルで再入札を行ったが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー側が再び拒否。これを受けてWBDは「複数の企業から買収に関する関心を受けており、戦略的選択肢の検討を開始した」と公式に発表した。これは同社が「売却を検討している」と明言した初の声明となる。

今回の交渉は、配信事業の競争の激化が長期化し、スタジオ各社が統合によって市場シェア拡大を狙う動きの中で浮上した。しかし、WGAは2023年のストライキ以降、労働環境と報酬格差の是正を掲げており、「合併によるさらなる人員削減と制作費圧縮」は絶対に容認できないとの姿勢を崩さない。

エンターテインメント界における次なる大合併を前に、WGAは「この戦いはまだ始まったばかりだ」と強調している。

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