水上恒司、現場で孤立?同世代の共演陣「壁を感じた(笑)」【「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」のKOイベント】
2025年10月20日 15:00

人気不良漫画を実写映画化する「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」のキックオフイベントが10月20日、都内で行われ、主人公・桜遥を演じる水上恒司、共演する木戸大聖、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、萩原健太郎監督が出席。水上をはじめ、同世代の人気者が集結した、熱き青春映画をアピールした。
にいさとる氏による原作漫画は、テレビアニメ化や舞台化もされ、2021年の連載開始からわずか4年で世界累計発行部数1000万部を突破。ケンカだけが取り柄の孤独な少年・桜遥が、かつて不良の巣窟と恐れられていた風鈴高校に入学し、「防風鈴(ぼうふうりん)=ウィンドブレイカー」の一員として、仲間たちとともに街を守るべく奮闘する。

主演を務める水上は、「公開に向けて緊張感もありつつ、ワクワクしている」と、本作プロモーションの本格始動に意気揚々。ケンカが強いという役柄だが、意識したのは「弱さをどう表現するか」だったといい、「原作を尊重しつつ、生身の人間が演じるので、あまりにキャラクターっぽく演じ過ぎず、桜の攻撃性や暴力性がどう移ろうのかを大事にした」と役作りを振り返った。
この発言に、萩原監督は「繊細な芝居とフィジカルな強さを兼ね備えている。桜は水上くんしかいなかった」とキャスティングの理由を力説していた。
キャラクターとの共通点を問われると、水上は「チームプレーはするけど、終わった後、プライベートではスッといなくなるところ。(気持ちは)分かるけど、良くないなって」と照れ笑い。撮影中は、過酷なアクションにも挑み「あまりに疲れて、ホテルに戻ると、一歩も外に出たくなかった」と、やはり“スッといなくなった”ようだ。

加えて、JUNONから「現場でもどう話しかけたらいいのか……。ずっと本(台本)を読んでいるし、壁を感じた(笑)」と“孤立”を指摘されると、水上は「違うんですよ。JUNONさんも、綱さんもずっと携帯ゲームをやっていて。むしろ、こっちが壁を感じた」と反論。綱は「ゲームといっても、『WIND BREAKER』のゲームをやっていた」とすかさず説明した。
また、木戸は「疾走感あるアクションのテンポ感と、人間ドラマの緩急が見どころ」とアピール。「役を全うしようとする僕らの熱量が、しっかり画面越しに伝わる」(綱)、「青春や仲間の大切を感じさせてくれる作品」(JUNON)と作品への自信を深めていた。
「WIND BREAKER ウィンドブレイカー」は、12月5日から全国公開。

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