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池井戸潤原作「俺たちの箱根駅伝」 2026年に日本テレビ系で連続ドラマ化決定

2025年10月19日 05:00

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「俺たちの箱根駅伝」2026年放送
「俺たちの箱根駅伝」2026年放送
(C)日本テレビ

池井戸潤氏の小説「俺たちの箱根駅伝」が、2026年に日本テレビ系列で連続ドラマとして放送されることがわかった。日本のお正月の風物詩でもある東京箱根間往復大学駅伝競走、通称“箱根駅伝”。2日間、217.1キロにかける青春とプライドを、選手側とテレビ局側の目線から描く。

昨日10月18日、東京・立川で箱根駅伝予選会が行われ、第102回「箱根駅伝」の出場校20校が確定したばかり。お正月には沿道で、テレビの前で、多くの人が、仲間にタスキをつなごうと死力を尽くす若者達の走りに心を揺さぶられ、2日間の激闘に胸を熱くする。

「俺たちの箱根駅伝」池井戸潤(文藝春秋)
「俺たちの箱根駅伝」池井戸潤(文藝春秋)

小説「俺たちの箱根駅伝」が描くのは、“箱根駅伝”という一大プロジェクトの裏側。最初の構想から実際に執筆にとりかかるまで、池井戸氏はかなりの年月を要した。特に難しかったのは、「箱根駅伝に出場するチームをどう描くか」という点だった。架空の大学名だけを並べてもそこに感情移入は難しい。だが、大学名だけ借りて勝手な物語を描くことはできない。その狭間に行き詰まりながらも取材を重ねること十余年、2021年ついに週刊文春で連載がスタートする。

画像3

どん底から勝利を目指す大学陸上競技部のランナーと監督、箱根の走りを生中継するテレビ局員たち、それぞれの熱意、プライド、駆け引き、思惑ー箱根のレースそのままの予測不可能なドラマが臨場感たっぷりに描かれていく。池井戸氏自身が本作を描くきっかけになったという、中継ポイントの中で“小涌園前”だけが旅館の実名である理由や、生中継の現場で代々受け継がれている“放送手形”など、胸が熱くなる箱根駅伝のトリビアに加えて、青山学院大学ほか箱根駅伝常連校も実名で登場することで、先の読めない展開に一層の臨場感が加わり、読む者の熱い涙を誘う。

連続ドラマは、関東学生陸上競技連盟の全面協力を得て制作される。2年連続で箱根駅伝本選出場を逃した古豪・明誠学院大学。箱根駅伝に出場するには、まずは10月に行われる予選会を突破しなければならない。明誠学院は、果たして箱根路を走ることはできるのか。また、中継を担うテレビ局側でも不測の事態が起きていた。

画像4(C)日本テレビ

ドラマ放送の詳しい時期は未定となっている。池井戸氏のコメントは以下の通り。

■原作者 池井戸潤
画像5撮影・国府田利光

『箱根駅伝』の中継ポイントは地名で呼ばれるのに、なぜ「小涌園前」だけが地名ではなく施設名で呼ばれるのか? こんな小さな疑問が、上下巻に及ぶ膨大なストーリーと人間ドラマに発展するとは思いませんでした。

ランナーとして、またそれを支える側に回って「箱根」に賭ける学生たちの情熱、タスキへの思い。その映像をリアルに届けようと奮闘するテレビマンたちの執念。いかにエンタメとはいえ、迂闊に手を出せない真剣勝負をどう小説に落とし込むのか――。

書きたいと思ってから、実際に書き上げるまで、気がつけば何年もの月日が流れていました。

学生ランナーはもとより、『箱根駅伝』に関わる全ての人達へのリスペクトを胸に、彼らに負けない熱量をもってひたすら書いた、まさに渾身の一作です。視聴者の皆さん、そして読者の皆さんも、ひとりのランナーとなってタスキを繋ぐ友情と信頼、そして意地と執念がぶつかり合う全十区、217.1キロを駆け抜けてください。もう二度と、こんな小説は書けないでしょう。

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