マイケル・J・フォックス、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の時代考証ミスを告白
2025年10月16日 18:00

1985年公開の不朽の名作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公マーティ・マクフライを演じたマイケル・J・フォックスが、ファンから「何度も何度も」指摘され続けているある"ミス"について、新たに発売された回想録「フューチャー・ボーイ(原題)」のなかで言及していると、米エンターテイメント・ウィークリーが報じた。
問題となっているのは、映画の中でも印象的なシーンのひとつ、1955年のプロムでマーティがロックンロールを演奏する場面だ。負傷したギタリストの代役として登場したマーティは、「アース・エンジェル」と「ジョニー・B・グッド」を熱演。ロックンロールの開拓者チャック・ベリーを彷彿とさせるパフォーマンスで観客を魅了する。
しかし、熱心なファンやギター愛好家たちは、このシーンに重大な時代考証ミスがあることを長年指摘してきた。マーティが演奏に使用したギブソンES-345は、実は1958年に初めて発売された楽器で、1955年のシーンには存在するはずのないギターだったのだ。
「ギター愛好家や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のファンたちが繰り返し指摘してきた、時間的な矛盾だ」とフォックスは回想録で認めている。
ただし、これが意図的な仕掛けではないことも明かしている。「映画の美術部門がES-345を選んだのは、チャック・ベリーが世界中のステージでダックウォークを披露した、あの象徴的なワインレッドのギターを彷彿とさせるためだった」とフォックスは説明する。
このシーンで使用されたギターは、映画公開から数十年が経った現在も行方不明のままだという。続編の製作時、映画製作者たちはこのギターを探したが見つからなかった。2025年6月、ギター製造会社ギブソンは「映画史上最も重要なギター」を見つけるための世界的な捜索を開始。フォックスをはじめ、リー・トンプソン、クリストファー・ロイドら共演者たちも、ファンに情報提供を呼びかけている。
たとえ時代考証に関するミスがあったにせよ、このギターが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画史に残る作品において重要な役割を果たしたことは間違いない。40年が経った今も、世界中のファンたちがこうした細部まで愛情を持って語り継いでいることこそが、この作品の真の偉大さを物語っているのかもしれない。
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