レオナルド・ディカプリオ主演「ワン・バトル・アフター・アナザー」が首位デビュー【全米映画ランキング】
2025年9月30日 13:00

9月第4週の北米映画市場、週末3日間(9月26~28日)の興行収入ランキングでは、レオナルド・ディカプリオ主演のポール・トーマス・アンダーソン監督最新作「ワン・バトル・アフター・アナザー」が、週末興行収入2240万ドルで初登場1位を獲得しました。
「ワン・バトル・アフター・アナザー」は、平凡ながらも冴えない日々を過ごす元革命家のボブ(ディカプリオ)が、最愛の娘がさらわれたことにより生活が一変するさまを描いたアクション。公開初週を首位で飾りましたが、興行専門家のあいだでは、この初動成績をどう評価すべきか意見が分かれています。
製作費に1億3000万ドル以上、マーケティング費に7000万ドル以上を投じていることから、初週末の北米興収が2240万ドル、全世界で4850万ドルという興行収入は期待外れといえます。通常、チケット売上がスタジオと劇場運営者で50%ずつ分配されることを考慮すれば、スタジオ側の損益分岐点に達するには全世界興収で約3億ドルが必要となるからです。
本作は、北米ではR指定、上映時間3時間弱、既存の観客がいないオリジナル脚本と、観客に劇場に足を運んでもらうには不利な条件が重なっています。しかし、観客からの評価は上々であり、観客の満足度を出口調査するシネマスコアでは「A」の高評価を獲得、米批評家サイト「ロッテントマト」で平均96%を記録していることから、今後口コミで興収を伸ばすことが期待されています。
2位は、Netflixの未就学児向け人気シリーズを原作とした「ギャビーのドールハウス ザ・ムービー」。公開初週末で1370万ドルを売上げました。シネマスコアの出口調査で高評価の「A+」を獲得し、劇場公開期間の延長が期待されています。3位は、吾峠呼世晴原作の人気アニメシリーズ最新作「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」で、公開3週間で北米興収1億1810万ドルとなり、北米アニメ映画史上最大の興行収入を記録しています。
「死霊館 最後の儀式」は、686万ドルで第4位にランクインしました。実在した心霊研究家エド&ロレイン・ウォーレンの夫妻が体験した奇怪な事件の実話をもとに描いたホラーシリーズの最終章で、現在累計で北米興収1億6150万ドル、世界興収4億3500万ドルを超え、シリーズ最高の興行収入を記録しました。
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