「愚か者の身分」北村匠海&林裕太&綾野剛、3人で第30回釜山国際映画祭の最優秀俳優賞を受賞! 【喜びのコメント&スピーチ】
2025年9月27日 06:00

「愚か者の身分」の北村匠海、林裕太、綾野剛が第30回釜山国際映画祭のメインコンペティション部門にて、3人でThe Best Actor Award(最優秀俳優賞)を受賞。3人の喜びの声をおさめたコメント動画、そして現地での林のスピーチがお披露目された。
コンペティション部⾨が主役となってから初開催となり、9月17日~26日に開催された第30回釜⼭国際映画祭。その歴史的な節⽬にコンペティション部⾨へと選出された「愚か者の⾝分」から、闇ビジネスに⼿を染める若者・タクヤを演じた北村、タクヤとともに闇ビジネスの世界へと足を踏み入れるマモル役の林、タクヤの兄貴的存在・梶⾕役の綾野が、卓越した演技を⾒せた俳優に贈られる最優秀俳優賞をそろって受賞した。
(C)2025 映画「愚か者の⾝分」製作委員会審査員からは受賞理由として、「それぞれ個性がありながらも完璧に調和した、この3人の若い俳優たちの演技は、セリフに若々しいエネルギーを吹き込み、観客が登場⼈物とともに笑い、涙し、成⻑できる特別な⼒を示していた」ことが挙げられた。
コメント動画のなかで、受賞に対して北村は、「率直に3人でとるっていうのが、すごいこと」と感激。綾野も「3人でひとりの感情としてとらえてもらえたことがとても嬉しい」と胸中を明かす。林も「まだ実感がわかない」「僕たちの作った映画が釜⼭で評価され、称賛され、それが形になったというのがすごく嬉しい」と語り、喜びもひとしおだ。
(C)2025 映画「愚か者の⾝分」製作委員会9月26日の授賞式には、ワールドプレミアと同じく、林が代表して参加。北村、綾野は東京で林の晴れ舞台を⾒守ることになったが、北村は「しっかり胸を張って⾏ってきてください」、綾野は「光を失った男と、光を諦めた男と、それでも光を追い続ける男のマモル役をやった裕太くんが、本当の意味でも輝かしい場所に⽴っている姿を想像するだけで胸にくるものがあります」「何よりも楽しんでほしいなと思います」とエールを送り、林は「そのふたりの思いを背負って、釜⼭の晴れ舞台で堂々と胸を張って楽しんでいければいいなと思います」と答えていた。
(C)2025 映画「愚か者の⾝分」製作委員会そんな北村、綾野の⼒強い⾔葉を胸に、3人を代表して授賞式に登壇した林。永田琴監督と森井輝プロデューサーが⾒守るなか、花束とトロフィーを受け取り、緊張しながらも堂々としたスピーチを披露した。林は「選択肢のない⼈が愚かなのか、それとも選択肢を確保しないその環境が、世の中が愚かなのか」「ただ、この映画において最も⼤切なことは、⽣きようとすることは決して愚かな選択肢ではないということです」と、メッセージを語る。
そして「たとえ⼤きな夢や、何か⼤きな意義を⾒出さなくても、⾃分を⽀えてくれる誰かがいるなら、ここに⽣きる意味は⼤いにあるということだと僕は思っています。それを教えてくれたのがこの映画であり、今⽇来られなかった北村匠海さん、綾野剛さんです」「今⽇のこの特別な瞬間を、この特別な感情を、⽇本に帰って3人で分かち合いたいなと思います」と、ともに受賞を果たした先輩たちへの感謝を伝えた。最後は、⽇本から持参し、お守りにしていたという北村、綾野のアクスタを見せ、会場を和ませてスピーチを締めくくった。
(C)2025 映画「愚か者の⾝分」製作委員会SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村)とマモル(林)。彼らは劣悪な環境で育ち、気付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもするふたりは、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野)の手を借り、マモルとともにこの世界から抜け出そうとする。
(C)2025映画「愚か者の身分」製作委員会
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