水上恒司が“衝撃の変貌” 「火喰鳥を、喰う」プロデューサーが証言「爆発力も含め、演じられるのは水上さんしかいない」
2025年9月24日 17:00

水上恒司が映画単独初主演を飾り、山下美月、宮舘涼太(「Snow Man」)らと共演する「火喰鳥を、喰う」の新カットが、このほど公開された。水上演じる主人公・久喜雄司の“衝撃の変貌”を捉えたものとなっている。
原浩氏による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作を、本木克英監督のメガホンで実写映画化。脚本は「ラーゲリより愛を込めて」「ディア・ファミリー」などの林民夫が担当。物語の舞台は信州のとある村。久喜雄司(水上)と夕里子(山下)夫婦の元に戦死した先祖の久喜貞市の日記が届く。最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日以来、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘)を加え真相を探るが、その先に現れたのは驚愕の世界だった。
公開されたのは、鬼気迫る雄司の表情をとらえた新カット。何者かを睨みつけスコップで襲いかかる衝撃的な姿や、不穏に満ちた空気の中恐怖に歪む雄司の表情も切りとられている。穏やかで虫一匹も殺せなかった雄司……その変貌ぶりが伝わるはずだ。

戦死した祖先・貞市の日記を手にした日を境に、身の回りで次々と不可解な現象が頻発し、超常現象専門家・北斗総一郎らとともに正体不明の“怪異”に翻弄されていく雄司と夕里子。新カットからも伝わる通り、この怪異から命懸けで夕里子を守り抜こうと、受動的だった雄司が能動的に変貌していく。
一般的にはあらゆる登場人物の演技を受けて芝居を展開していく“受けの芝居”は難しいと言われている。徐々に追い詰められていく雄司を演じるにあたって、雄司というキャラクターや物語への理解を深めようとする水上の姿も目撃されていたという。
「水上さんは演じる役についてとても考えてくださる方なんです」と証言するのは、プロデューサーを務めた横山和宏氏。「虫も殺せぬ穏やかな男が、最後は死を賭して能動的に切り替わる。その爆発力も含めて演じられるのは、水上さんしかいないと思いました」と主人公・雄司役への起用理由について話している。また、オファーの段階から作品について水上と度々やり取りを交わすことがあったという。

横山氏は「本作は謎が重なっていく物語でもあるので、雄司役をオファーした際にも役だけではなく、物語の世界がどうなっているかなど、いろんなご質問をいただきました」と回顧。「“今まで避けて通っていたものと戦えない限り、雄司は前に進むことができない”というお話もした上で、役作りをしていただきました」と秘話を明かし、「小説で描かれる雄司よりも、映画では雄司の能動的なところを意識して脚本を作ったところもあるので、そこを考えてもらいながら演じていただいたかなと思います」と振り返っている。
「火喰鳥を、喰う」は、10月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開。
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