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日本を愛し、障害の現実に挑んだアメリカ人研究者の足跡「ブックマン・マーク:行動の軌跡」10月18日公開

2025年9月12日 08:00

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場面写真
場面写真

日本を愛し、障害の現実に挑んだアメリカ人研究者のドキュメンタリー「ブックマン・マーク:行動の軌跡」が、10月18日公開される。

ブックマン・マークは、1991年にアメリカ・フィラデルフィアで生まれた。16週早く生まれ、体重はわずか752グラム。筋肉が弱まる難病により10歳の時に心臓移植を受け、車いすを使いながらも、障害を持つ自身の経験を力に変えてきた。

日本の歴史や宗教観に強い関心を持ち、日本文化・アニメに魅せられた少年はやがて博士号を取得。東京大学で博士研究員を務め、日本の歴史と政策を現場から深く見つめる「行動する学者」へと成長した。教育者、歴史家、そして活動家として、障害者の権利のために行動し続けた彼の姿は、多くの人に希望と問いを投げかける。本作では、マークの父、ポールの視点からも語られる。

撮影は2022年秋、コロナ禍で3年ぶりに父が東京在住だった息子と再会した直後に行われたが、マークはそのわずか2カ月後、心不全で急逝した。「マークは、何があっても止まらなかった」と語るのは、ポールと大学の同級生でありエミー賞受賞歴のあるロン・スモール監督(製作)。マークの意志を引き継ぎ、ポールは監督と共に、障害学生の海外留学や国際的活動を支援するNPOを設立し、息子の遺志を未来へとつなごうと活動している。

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奥平真砂子(障害者権利活動家)、川内美彦(ユニバーサルデザイン建築家)、中村かれん(カリフォルニア大学バークレー校障害学教授)、長瀬修(障害学研究者)らマークと接点のあった国内外の多様な実践者たちの言葉を通じて、マークが対峙した障害をめぐる社会の構造が浮き彫りになっていく。映画は10月18日シネマ・チュプキ・タバタにて公開。なお、マークの著書「DISABILITY PUBLICS」がオックスフォード大学出版局より全世界に向けて刊行される。9月30日発売予定。

そのほか、シネマ・チュプキ・タバタでは、「ブックマン・マーク:行動の軌跡」の「誰もが取り残されない世界の実現」というテーマに繋がるドキュメンタリー映画として、難病 ALS(筋萎縮性側索硬化症)」、主人公と妻が愛と科学を信じて病に立ち向かう挑戦の日々を追った「NO LIMIT, YOUR LIFE ノー リミット,ユアライフ」(23)、日本で子育てをしている、また子どもを授かりたいと願う4組の同性カップルを追った「ふたりのまま」の2作も公開される。


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