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岡田准一「イクサガミ」撮影中に指を痛める→周囲に心配されるものの「大丈夫。(指は)あと4本ある」

2025年9月8日 22:00

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岡田准一
岡田准一

Netflix10周年ポップアップイベント「イクサガミ」スペシャルトークショーが9月8日に東京・渋谷のMEDIA DEPARTMENT TOKYOで行われ、主演、プロデューサー、アクションプランナーを兼任する岡田准一のほか、藤井道人監督、原作者の今村翔吾氏が登壇した。

第166回直木賞を受賞した今村氏によるエンタメ時代小説を実写化した本作。腕に覚えのある志士たち292名が、各自に配られた木札を奪い合い、東京にたどり着いたものに莫大(ばくだい)な賞金を与えるというゲームが開催され、参加した主人公・嵯峨愁二郎(岡田)が死闘を繰り広げるさまを描き出す。

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プロデューサーとしても名を連ねる岡田は、大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演を務めたおよそ10年前あたりから、アクション、時代劇というジャンルで新しい挑戦をしたい、という思いを抱いていた。それゆえに今村氏の「時代劇を見てもらいたい」という思い、そして彼の作品に「非常に強いシンパシーを抱いていた」と語る。

さらに本作に込めた思いを岡田は「とにかく活劇としての時代劇を丁寧に、ちゃんとつくるためには本物であること、クリエイティブ性が高いこと、この2点を掲げました。若いスタッフを集めて、上の世代の知見を借りながら、本物を知るように勉強した。自分のフィルターを通してつくれば日本でも盛り上がるし、世界でも届けられる活劇ができるはず」と力強くコメント。

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さらに「そのためには藤井監督が絶対に必要だった」と語ると、「プロデューサーをやってると、そもそも撮りきれるのか、時間の配分をどうするかという時に日和(ひよ)るわけですよ。でも藤井監督は『絶対に飽きさせないんだ』と言っていて。次の話が気になるようなつくりにするというのではなく、頭から最後までずっと熱量が冷めないというものにずっとこだわられてきた方」と語った。

岡田「6話撮るというのは、映画でいうと3本分なんですよ。これを濃密につくるということは、上質な映画3本分をいっぺんにつくり上げなきゃいけない。これはとんでもない能力なんです。でもそれを絶対にやりきるんだという思いを脚本段階から持ってた藤井監督はすごいなと思います」

本作では破格のスケールで描かれる天龍寺の乱戦は、総勢1000名のキャスト・スタッフにより、ワンシーンに数日間かけるといった大規模な撮影が行われた。そんな大がかりの撮影を振り返り、「とにかく過酷だった」と岡田。藤井監督も「あそこは難易度でいうと星5。もう一生撮りたくない」と述懐するなど、とにかく過酷だったとのことで、「『イクサガミ』を撮り終えてから、他の作品をやっても星1つぐらいにしか感じられなくなって。スタッフが『大変だ……』となっても『大丈夫だよ』と言って、スタッフさんを困らせてしまっています」と笑っていた。

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このシーンを「天龍寺のシーンがすごすぎて、準備が間に合わなくて。まずはとにかく天龍寺だけに向かうしかなかった」と話す岡田。しかも200人以上のエキストラを集めてリハーサルすることは物理的に不可能だったため、「だから当日に動きを伝えて、『こうやってくれ』とはいうけど、本当に絵が撮れるのかは分からない。だからそれを一発で撮る。みんなの集中力が高まっていく時をスタッフ全員でつくりだした」と述懐。完成したシーンを見た今村氏も「あんなことできるんやなと」と舌を巻いていた。

現場でも、岡田は八面六臂(ろっぴ)の活躍だったと振り返る藤井監督は「毎日、岡田さんが朝礼のように『アクションはこうだよ』『気をつけて』『みんなで頑張ろう』と言ってくださらなかったら、多分心折れてしまっていたと思う」と述懐。

さらに「撮影中に岡田さんが指を痛めてしまったことがあったんです。あわてて『大丈夫ですか?』と駆け寄ったんですけど、『大丈夫です。あと4本あるんで』って。それで終わり」と明かした藤井監督の言葉に会場は大笑い。だがそれゆえに現場では「岡田さんなら大丈夫」という空気が生まれてしまい、「スタッフがありがたみを忘れていく瞬間が一瞬ありました」と冗談めかすほどに、岡田の存在がもたらしたものの大きさに感謝している様子の藤井監督だった。

Netflixシリーズ「イクサガミ」は、11月13日より世界独占配信。

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