「大統領暗殺裁判 16日間の真実」チョ・ジョンソク×イ・ソンギュンの緊張感漂う本編映像公開
2025年8月30日 11:00

韓国史上最悪の政治裁判を描いた「大統領暗殺裁判 16日間の真実」(公開中)の本編映像が公開された。
本作は、1979年に韓国のパク・チョンヒ(朴正煕)大統領が中央情報部部長キム・ジェギュに暗殺された事件の裁判を中心に、1979年10月26日の大統領暗殺から同年12月12日の軍事クーデターに至る一連の事件に巻き込まれた3人の男たちの姿を、史実に基づいて描いたサスペンス。チョ・ジョンソク(「賢い医師生活」)、2023年12月に亡くなったイ・ソンギュン(パラサイト 半地下の家族」)、ユ・ジェミョン(「梨泰院クラス」)が共演し、「王になった男」のチュ・チャンミンが監督・脚本を務めた。
勝つためには手段を選ばない弁護士会のエースであるチョン・インフ(チョ)は、上官の命令によって大統領暗殺事件に関与した中央情報部(KCIA)部長の随行秘書官パク・テジュの弁護を引き受ける。軍人であるパク・テジュ(イ)は、ひとりで軍法裁判にかけられ、最初の公判からわずか16日後に最終判決が下されることになっていた。しかし、この裁判は後に軍事クーデターを起こす巨大権力の中心人物、合同捜査団長チョン・サンドゥ(ユ)によって不正に操られていたことが明らかとなる。
このほど公開されたのは、弁護士のインフが、軍人のテジュを救うために、取調室で対面するシーン。インフは、「受け入れてください。難しく考えなくても指示どおり話せばいい」と極刑を免れるために有利な証言をするように説得を図り、「大佐が生きてこそ、イェジンもイェソンも生きられる」とテジュの子どもたちの名を挙げて声を震わせる。その言葉に、これまで表情を変えなかったテジュの目が反応する緊張感漂う場面となっている。
イは、チュ監督に「チョ・ジョンソクと共演してみたい。彼がどのような演技をするのか色々学びたい」と話していたというが、今回の共演はチョにとっても念願だったようで、「イ・ソンギュンさんは一緒にいて懐が深く楽しい人。同時に現場では誰よりも演じることへの執念が強く、すごいなと感じた」と賛辞を送っている。
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