生きづらさを抱えるオタク女子の歌舞伎町での出会い、推し活、母親との関係…杉咲花×松居大悟「ミーツ・ザ・ワールド」場面写真
2025年8月20日 18:00

杉咲花が主演し、松居大悟監督がメガホンをとった「ミーツ・ザ・ワールド」の場面写真10点が披露された。
芥川賞作家・金原ひとみ氏による原作小説は、歌舞伎町を舞台に、擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛するも、自分のことは好きになれない27歳の主人公の新たな世界との出会いを描き、第35回柴田錬三郎賞を受賞。金原氏の著作画が映画化されるのは、第130回芥川賞を受賞したデビュー作「蛇にピアス」以来、17年ぶりとなる。
杉咲演じる主人公の由嘉里は、27歳になって、結婚、出産と違う世界に次々と離脱するオタク仲間を見て、このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始める。だが、参加した合コンで惨敗。歌舞伎町の道端で酔いつぶれていたところ、美しいキャバ嬢・ライに助けられる。その出会いは、由嘉里を新たな世界に導いていく。希死念慮を抱えたライをオーディションで抜擢された南琴奈、既婚者で不特定多数から愛されたいホスト・アサヒを板垣李光人、人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを蒼井優、街に寄り添うBAR『寂寥』の店主・オシンを渋川清彦が演じ、筒井真理子、映画初出演となるくるま(令和ロマン)らも参加。音楽、主題歌はクリープハイプ。
©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会本作は、由嘉里が迷い込んだ歌舞伎町という未知の世界で、考え方も、生き方も、何もかもが違う、交わることのなかった人たちと出会い、違いを受け入れることで自分自身をも受け入れていく物語。この程公開された場面写真では、そんな由嘉里の様々な姿が切り取られている。
歌舞伎町で出会ったキャバ嬢のライ、ホストのアサヒと夜の歌舞伎町を笑顔で歩くカットや、散らかったライの部屋で大好きな擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」のアクリルスタンドをぼんやり眺めるカット、アサヒと推しカプのぬいぐるみを真剣な眼差しで見つめるカット、同僚を引き連れたアサヒに店外から声をかけられて戸惑うカットがあると思えば、合コンで出会った奥山譲(くるま(令和ロマン))との焼肉デートも映し出されている。
©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会そして、ライとアサヒに連れられて足を踏み入れたBAR「寂寥(せきりょう)」で出会う毒舌な作家・ユキ(蒼井優)と街に寄り添うマスター・オシンとの姿も。人生の先輩のような二人と一緒にいる由嘉里はどこか落ち着いた雰囲気をまとっている。さらに、由嘉里がオタク友達と「ミート・イズ・マイン」の推し活を全力で楽しんでいるカット、反対に敬遠する母親(筒井真理子)との関係性が垣間見える場面も紹介されている。
©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会等身大の主人公を演じる杉咲花は脚本の打ち合わせ段階から本作に参加し、松居監督をはじめとするプロデューサー陣を、その並々ならぬ熱意で驚かせたという。60~70ページに及ぶ台本と原作小説のほぼ全てのページに付箋が貼られており、「小説のこのセリフはなぜなくなったのか、台本のこのセリフはどう生まれたのか」といった細部に関して様々な質問が飛んだそう。プロデューサー視点も併せ持つ杉咲の熱演に期待が高まる。「ミーツ・ザ・ワールド」は10月24日から全国公開。
(C)金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会
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