タランティーノが告白! 監督作の中で"最高傑作"に選んだのは?
2025年8月18日 12:00

アカデミー賞2回受賞の巨匠クエンティン・タランティーノ監督が、自身の作品群について率直な評価を明かした。ポッドキャスト「The Church of Tarantino」に出演し、これまで手がけた作品から「最高傑作」「お気に入り」「生まれながらに作るべき映画」をそれぞれ選出し、ファンの間で注目を集めている。
タランティーノ監督が「最高傑作」に挙げたのは、2009年の戦争映画「イングロリアス・バスターズ」だった。「『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は私のお気に入りで、『イングロリアス・バスターズ』は私のベスト作品だ」と語っている。
脚本面でも「イングロリアス・バスターズ」を最高評価に位置づけ、「『ヘイトフル・エイト』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』がそれに続く」と続けた。
一方で、最も個人的な作品として位置づけたのは「キル・ビル」シリーズだ。「『キル・ビル』は究極のクエンティン映画で、他の誰にも作れなかっただろう。あらゆる側面が私の想像力、イド、愛情、情熱、執念から血まみれの組織と触手のように引き裂かれて生まれた」と情熱的に説明した。
興味深いことに、演出については「ヘイトフル・エイト」を挙げた。「脚本が完成されており、『キル・ビル』のように創造する必要がない。そこにあるしっかりとした素材を監督として最高に活かせたと思う」と分析している。
お気に入り作品である「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の続編「The Adventures of Cliff Booth(原題)」の監督を、デビッド・フィンチャーに託したこと関しては、「この脚本は愛しているが、すでに歩いた道をまた歩くことになる。それが私を無気力にさせた。この最後の映画では、再び何をしているかわからない状態でなければならない。未知の領域にいる必要があるのです」と説明している。
タランティーノ監督はまた、長らく噂されていた10作目の最終作「The Movie Critic(原題)」の製作中止についても言及した。「前作と似すぎていたため、本当にワクワクしなかった」と中止の理由を明かした。10作品で引退を宣言している監督の次回作への期待は高まるばかりだが、今回の発言は改めて彼の作品群の多様性と、創作に対する飽くなき探求心を浮き彫りにしている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

この作品がすんごい!!
【中毒者、大量発生中!!】配信直後から超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”!!
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【怖い!楽しい!観たことない――!!】超人気ホラー最新作! “最後の頂上決戦”、開幕!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、狂いそうになる一作に出合いました
感情移入が止まらない。闇社会でもがく3人の青春と絆が、愛おしくて、たまらなくなる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート

人生を心から楽しむ、生きる力をくれる映画
【映画出演124本目の最新作】きっと、あなたの人生の“大切な1本”になる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート