サイモン・ペッグ、幻のタランティーノ版「スター・トレック」は「完全にイカれていた」と証言
2025年8月15日 12:30

サイモン・ペッグがクエンティン・タランティーノによる幻の「スター・トレック」映画について貴重な証言を行った。製作が頓挫したこの企画について、ペッグは「完全にイカれていた」と表現し、その破天荒な内容を明かしている。
「スター・トレック」新3部作でスコッティを演じ、第3作「スター・トレック BEYOND」では脚本も手がけたペッグが、現地時間8月10日にボストンで開催されたFan Expo Bostonのパネルディスカッションに登壇。シリーズのプロデューサーであるJ・J・エイブラムスとリンジー・ウェバーから企画の詳細を聞いていたペッグは、その内容について「業界用語で言うところの『完全にイカれている』ものだった」と証言した。
「クエンティン・タランティーノの『スター・トレック』脚本に期待するであろう、すべてが詰まっていました」とペッグは振り返る。「パルプ・フィクション」で知られるタランティーノの視点を通して「スター・トレック」の世界を見ることについて、「そんな信じられないような珍品を見ることができたでしょう」と惜しみながらも、「ファンがどう受け止めたかは分からないが、確実に興味深いものになったはずです」とコメントした。
この幻の企画は2017年後半に発表された。パラマウント・ピクチャーズとプロデューサーのエイブラムスがタランティーノの企画提案を受け入れ、「レヴェナント 蘇えりし者」の脚本家マーク・L・スミスが脚本執筆に参加することが明らかになっていた。しかし、最終的に映画が製作されることはなかった。
製作中止の背景には、タランティーノ独特の創作方針があった。彼は映画監督として10本の作品を撮ったら引退すると公言しており、2019年の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が9本目の長編作品となっている。つまり「スター・トレック」は彼の最終作となる10本目の可能性があったのだ。
スミスは2023年のColliderとのインタビューで製作中止の経緯を詳しく語っている。「クエンティンと私は何度もやり取りを重ねました。彼はいくつかの作業を進めていましたが、その後、作品数について心配し始めたのです」とスミスは明かす。「彼との会話を覚えています。『もしスター・トレックが自分の最後の映画になる、最後にやることになるという考えを受け入れることができれば、これで終わりにしたいのか?』と言っていました。そして、その壁を乗り越えることができなかったのだと思います。脚本は今でも彼のデスクに置かれたままです」
企画された映画は、1930年代のギャング設定を持つ地球に似た惑星を主な舞台とする予定だった。これは「宇宙大作戦」オリジナルシリーズ第2シーズン第17話「宇宙犯罪シンジケート」からインスピレーションを得たもので、同エピソードでは1968年の放送当時、エンタープライズ号のクルーが1920年代のギャング文化を持つ惑星に降り立つストーリーが描かれていた。
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