村田唯監督「わたしには叶わない」チラシデザイン公開&キャメラマン決定
2025年8月6日 21:00

第13回田辺・弁慶映画祭にて俳優賞を受賞し、監督としても「密かな吐息」で同映画祭、MOOSICLABなどの国内映画祭で入選の実績がある村田唯監督による長編第二作目「わたしには叶わない」の制作サポーターを募るクラウドファンディングがMotionGalleryでスタートし、開始3日目で人気急上昇中のプロジェクトとしてピックアップされた。また、クラウドファンディングチラシが公開されている。
「わたしには叶わない」は、俳優を続けてきた村田監督自身の妊娠・出産・子育てから着想され、脚本を執筆。アートとライフの狭間で“子育て”“夫婦”“生きる”を問う映画。自己の喪失から再生へ、母親であることと表現者であることの狭間で、自分らしい“開花”を模索するひとりの女性の魂の物語。海外の国際映画祭出品を目指す渾身作となる。
無名俳優の亜紀は、若手登竜門のインディーズ映画祭で俳優賞を受賞するも仕事が増えず、現実主義の恋人・海と西荻窪で酔っては喧嘩をしていた。出産適齢期を意識しはじめた矢先、念願の主演オファーと同時に妊娠が発覚。新たな命の誕生を決意した亜紀は、母となる喜びと不安を胸に、出産・子育ての道へと踏み出すが、そこに待ち受けていたのは自身のアイデンティティの喪失という過酷な現実だった…。

本作のキャメラマンは、「光る鯨」(森田博之監督)、「赫くなれば其れ」(猫目はち監督)などを手掛けている上川雄介に決定した。上川キャメラマンは「今回で監督とご一緒するのは3作目になりますが、長編としては初の挑戦になります。脚本を読んだとき、まるで誰かの記憶をそっと覗き込んだような、不思議な余韻が心に残りました。登場人物の仕草や会話の一つひとつに、時間を重ねた誰かの人生が染み込んでいるように感じたからです。そんな脚本に出会い、撮影としてこの物語に関われることに大きな意味を感じています。皆さんのご支援が本作を形にしてくれます。応援よろしくお願いします」とコメントを寄せている。
キャストはクラウドファンディングと並行してオファーを進めていく予定。来年の撮影から完成に向けて実施する、村田監督の人生を賭けたプロジェクトとなる。クラウドファンディングは 11月26日まで実施し、目標金額は1千万円。集まった資金はすべて映画制作に充てられる。サポートのリターン特典として、エンドクレジットへの名前掲載、企業名掲載、完成披露試写会、ロケ地となる西荻窪を村田監督と巡る団体ツアー、演技ワークショップ、支援者の名前を主人公もしくはモチーフに村田監督がショートムービーを作成する等、本プロジェクトならではのリターンが用意されている。
https://motion-gallery.net/projects/watashiniha-kanawanai
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