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北川景子主演×内田英治監督「ナイトフラワー」に森田望智! 孤独な格闘家役で参戦【コメントあり】

2025年8月6日 07:00

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本作が初共演となった北川景子と森田望智
本作が初共演となった北川景子と森田望智
(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会

北川景子が主演する内田英治監督最新作「ナイトフラワー」に、森田望智が出演していることが分かった。

ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞の最優秀作品賞に輝いた内田監督が原案・脚本も兼ねた「ナイトフラワー」は、昼はパート、夜はスナックで働くギリギリの生活の中で、2人の子どもの夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意する母親の姿を描いたヒューマンサスペンス。主人公の永島夏希に息吹を注いだ北川は、ほぼすっぴんで顔を崩して大きく笑い、関西弁でまくしたてたかと思えば泣きじゃくり、夜のネオン街を全力で駆け回るなど、これまでに見せたことのない表情で強くたくましい母親を熱演している。

画像2(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会
画像3(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会

森田が演じるのは、孤独な格闘家・芳井多摩恵役。ドラッグの売人になることを決意した夏希の“ボディーガード役”として、夏希と危うい絆を深めていく重要な役どころだ。交わるはずのなかった彼女たちの出会いがシスターフッドのドラマを生み出し、物語を一気にスリリングな展開へと導いていく。

森田は脚本を初めて読んだ時に「ページの底から伸びてくる手に心臓をグワッと掴まれるような、作品が放つ爆発的なエネルギーを強く感じました。陽の光が差し込まないような場所で、今日という日を必死に生きようとする夏希と多摩恵。影の中、照らされている小さな輝きを見つけようと懸命にもがく彼女たちの姿が、読み終わっても頭から離れませんでした」と語り、その一方で自身が演じた格闘家の役どころについて、「多摩恵は今までにないくらい自分とはかけ離れた役だったので、本当に私に務まるのか、どこまでやれるのか、覚悟が問われている気がしました」と、当初感じた不安を包み隠さずに明かした。

画像4(C)2025「ナイトフラワー」製作委員会

森田は格闘家の多摩恵を演じるにあたり、約半年間に渡る過酷なトレーニングに挑み体重を7キロ増量。本編では本人の不安とは裏腹に、プロも絶賛する迫力の格闘シーンを見事に演じ上げており、それを間近で見ていた北川は「こんなに穏やかな方が格闘技をやるのはとても辛かったと思います。アップした時、『もうやらなくて良いんだ』とおっしゃったのが心に残っています。森田さんがご本人と正反対な役にもがきながらも体当たりで向き合う姿を側で見ていたからこそ、私も夏希役をやり抜くことができたと思います」と、森田を称えた。また、内田監督も「初稽古で〝猫パンチ〟を見たときめまいがしました。しかし彼女は不屈の精神で役を自分のものにしたのです。北川景子さんとのシスターフッド感もたまらなく好きです」と、その役者魂を絶賛した。

森田、北川、内田監督のコメント全文は以下のとおり。「ナイトフラワー」は、11月28日から全国公開。


――最初に脚本を読んだ時の印象を教えてください。
ページの底から伸びてくる手に心臓をグワッと掴まれるような、作品が放つ爆発的なエネルギーを強く感じました。陽の光が差し込まないような場所で、今日という日を必死に生きようとする夏希と多摩恵。影の中、照らされている小さな輝きを見つけようと懸命にもがく彼女たちの姿が、読み終わっても頭から離れませんでした。そして、多摩恵は今までにないくらい自分とはかけ離れた役だったので、本当に私に務まるのか、どこまでやれるのか、覚悟が問われている気がしました。また、見る側に委ねられている余白が残されていたので、映像になった時にどのように映し出されるのか、とても惹かれました。
――本作に出演する事を決めた、最も惹かれた要素があれば教えてください。
「全裸監督」以来、久しぶりに内田監督とがっつりご一緒させていただきました。内田さんの演出は、役者自身も想像できなかった内面を引き出してくださるので、今の自分の足でその領域にもう一度踏み込み、これまでで一番鮮やかな景色を見てみたいと思いました。そして、これまで戦いとは無縁だった私が、格闘技という戦いの世界にどっぷりと浸かり、闘志に染まることができるのか──。私には不向きで困難な道だとわかっているからこそ、挑戦してみたくなりましたし、まだ見ぬ自分に出会ってみたくなりました。
――演じられた多摩恵というキャラクターの魅力を教えてください。
心が渇いていて、口が悪くやさぐれている。夏希との出会いをきっかけに、彼女本来の優しさやピュアさ、素直さが少しずつ表に現れ、色がついていく姿がとても魅力だと感じました。理不尽に押し付けられる試練を、自分の手と意思でそれを跳ね除けようとする姿勢。「勝ちたい」と同時に「絶対に負けたくない」という強い気持ちを誰よりも握りしめている。それが多摩恵の根っこにある力なのだと思います。そしてその思いを胸に立つ多摩恵は、何にでも猪突猛進に立ち向かっていく逞しさがあり、演じている私自身も少しだけ強くなれたような気がしました。また、試合中に行き場のない怒りを全身に纏い、それをパワーに変えていく姿も、多摩恵らしさかなと思います。
――内田監督の演出で印象に残っていることはありますか?
試合シーンで集中力が必要な時の本番前に、ふと横に来て、今の私に必要な言葉をそっとかけてくださるのが印象的でした。よく覚えているのは「野生的」という言葉。感情や見え方を具体的に提示するのではなく、役のその時のイメージを伝えてくださることで、立ち方や気持ちの軸が自然と定まっていくように感じました。けれどそのイメージをどう掴むかは自分次第という、絶妙なバランスで導いてくださるのが印象的でした。まるでその場で作曲しているかのように、現場で生まれたものを繊細に拾い上げ、音色を重ねていくような演出には、特別なLIVE感があります。「今この瞬間」を丁寧に捉え、生きた姿を映し出してくださる日々は、本当に幸せな時間でした。
――本作を楽しみにしている方、ご覧になる方へのメッセージ
必死にこの世界を生き抜こうとする一人の母の姿。北川さん演じる夏希と対峙したとき、彼女には「何があっても子どもたちを守る」という決死の覚悟が宿っていました。その目を見た撮影帰り、わたしはどこまで本気でがむしゃらに生きられているのだろうかとふと立ち止まったことがありました。多摩恵もそんな夏希だからこそ、一緒に歩んでいくことを決意したんだと思います。決して正しいとは言えない方法で、それでも懸命に生きる姿を是非スクリーンで観て頂けたら嬉しいです。

森田望智さんとご一緒するのは今回が初めてですが、お会いする前からとても楽しみでした。普段の森田さんはお話ししているとおおらかで柔らかくとても安心できる方です。一緒に時間を過ごすことが楽しく、とても素敵な方だと思いました。
きっと夏希も多摩恵といる時、このような安らぎを得られたのではないかと感じました。また、今回多摩恵を演じるにあたって、森田さんが長期に渡り格闘技の訓練を受けたり、体づくりをしてきたことに感銘を受けました。こんなに穏やかな方が格闘技をやるのはとても辛かったと思います。アップした時、「もうやらなくて良いんだ」とおっしゃったのが心に残っています。森田さんがご本人と正反対な役にもがきながらも体当たりで向き合う姿を側で見ていたからこそ、私も夏希役をやり抜くことができたと思います。
森田さんが演じ始め多摩恵になった瞬間、森田さんからは強い引力が放たれ、目が離せなくなりました。夏希が多摩恵と、外れた道であったとしても強い気持ちで進んでいけたのは、多摩恵だったからに他なりません。私も森田さんでなければ、できませんでした。ご一緒できて良かったです。

内田英治監督
森田望智という名を初めて見たのは「全裸監督」の黒木香役オーディションでした。会場の後ろで他の人の演技に涙する姿と、真反対の自身のパワフルな演技の対比にしてやられ。黒木役は彼女しかいないと確信した。あれから長い時間が過ぎ、ようやくご一緒する機会に恵まれました。やさぐれた女性総合格闘家の役で、格闘技経験ゼロからの挑戦。初稽古で〝猫パンチ〟を見たときめまいがしました。しかし彼女は不屈の精神で役を自分のものにしたのです。北川景子さんとのシスターフッド感もたまらなく好きです。役者魂を目の当たりにしました。ぜひスクリーンで観てください。

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