ハリウッド映画の夫婦ゲンカ音声でオオカミ撃退 米農務省の意外な対策が話題
2025年8月5日 20:00

アメリカ西部でオオカミによる家畜被害対策として、米農務省が映画の音声を活用した革新的な手法を導入していることが、米ウォールストリート・ジャーナル紙の報道で明らかになった。使用されているのは、2019年のNetflix映画「マリッジ・ストーリー」の激しい夫婦ゲンカの音声だ。
オレゴン州とカリフォルニア州の境界地域では、オオカミによる家畜襲撃が深刻な問題となっている。オレゴン州境のプラザー牧場では過去1年で40頭の子牛が被害に遭い、牧場主のメアリー・リケット氏は「オオカミにとってバーガーキングのドライブスルーのような状況だった」と被害の深刻さを表現している。
農務省が採用した対策は、熱感知カメラ搭載のドローンによる夜間パトロールだ。オオカミを発見すると、スポットライトで照射しながら花火音、銃声、そして人間の口論音を大音量で流す。その音源のひとつが「マリッジ・ストーリー」で展開される夫婦ゲンカのシーンというわけだ。
「マリッジ・ストーリー」は、ノア・バームバック監督によるアカデミー賞6部門ノミネート作品で、舞台演出家と女優の夫婦の離婚劇を描いた心理ドラマだ。アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンが演じる夫婦が、アパートで長年の怨恨を爆発させる口論シーンは映画のクライマックスであり、バームバック監督も「最も困難な撮影だった」と振り返る名場面として知られている。
オレゴン州農務省地区監督官のポール・ウルフ氏は「オオカミに人間への警戒心を植え付ける必要がある」と、人間の声を使用する理由を説明する。音響兵器にはAC/DCの「サンダーストラック」が使用されている。
この手法の効果は数字にも表れている。オレゴン州南部のクラマス盆地では、従来20日間で11頭の牛が襲われていたが、ドローン巡回開始後の85日間では被害はわずか2頭に減少した。
離婚の苦悩を描いた作品が、アメリカ西部の牧場でオオカミ対策として活用される展開は、製作陣にとっても予想外の用途といえるだろう。野生動物と人間の共存を模索する現場で、映画の持つ力が思わぬ形で発揮されている。
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