亀山千広氏、「踊る大捜査線 N.E.W.」キャスティング間近であることを明かす
2025年7月19日 22:00

昨年公開された「踊る大捜査線」シリーズの最新作「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」のBlu-ray&DVD発売記念イベント「真夏の合同捜査会議」が7月19日、フジテレビ・マルチシアターで行われ、主演の柳葉敏郎、本広克行監督、亀山千広プロデューサーが参加するトークイベントが行われた。
「踊る」シリーズの中心人物である室井慎次(柳葉)を主人公に描き、2024年にヒットを記録した映画2部作のBlu-ray&DVDおよびデジタル配信を記念して行われたトークイベント。
柳葉にとっては、12年ぶりに室井慎次を演じる機会となった。「室井慎次とはもう関わらないと思っていたんですが、またこうしてやらせていただいております」と挨拶した室井。「皆さん、ご存知だと思いますが、そもそもやる気のなかった仕事ですから。ただ完成した作品を観てもらうこととなって。うちの家族をはじめ、お世話になった秋田の皆さんが口をそろえて『やってくれてありがとう』と言ってもらった時は、やって良かったんだなという思いですね」と付け加えた。

「室井というのは自分の中でも大きな存在だったので、そこら辺の苦しみがありました」という柳葉は、室井を演じていたときに“呪縛”のようなものを感じていたという。関連イベントの写真撮影では、笑顔を浮かべる機会も意図的に控えていた。それだけに、 “室井慎次を卒業した”柳葉は、この日は終始、晴れやかな笑顔をのぞかせていた。
そんな中、2026年に公開予定となっているシリーズ最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」では、室井がどのように関わることになるのか……。会場のファンからの質問を受けた亀山氏は「実は今、ほとんど決定稿に近い段階まで20数回脚本を書きかえてやっているところ。それでそろそろキャスティングも固めていこうと思っています」と明かす。
物語は2026年の話になるとのことで、「そのまま踊るは過去に戻ることなく進行していくつもり」だという亀山プロデューサー。“室井が卒業した世界線”の物語としてスタートするそうで、「それを受け取った時の青島が何を思い、今現在どうやって刑事としてやっているのか。そしてかつての熱血青島になるのかならないのかということもひっくるめて、それをどう表現したらいいかなということでつくっています」というが、「ただそんなに暗い話を作るつもりはまったくないので。めちゃくちゃエンタテインメントにしてやろうと思っていますのでもうしばしお待ちください」と期待をあおる。

さらに最新作をひもとくヒントとして、「生き続ける者」のラストに青島くんが出てきましたが、あの時は雪景色から青々とした緑になっていたので、その間に何かがあったはずだし、室井と最後にどんな会話をしたんだろうか。もっと言えば、室井ロスの警視庁の皆さんたちもひっくるめて、どんな思いでいるのかということは当然描かないことには、皆さんが納得しないと思うので。それは踊る流にやっていこうと思ってます」と語る亀山プロデューサー。
それを聞いていた柳葉は、「本当に他人事なんですけど、次作がすごく楽しみなんです。皆さんと同じような楽しみを僕も抱いてるので……裏切るんじゃないよ」と監督、プロデューサーに発破をかけると、「これからも皆さんと一緒、踊るの大ファンでいたいと思います。踊るシリーズは永久に不滅です!」と会場に呼びかけた。
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