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北村有起哉、結婚指輪紛失が役作りに生きた?【「逆火」初日舞台挨拶】

2025年7月14日 20:30

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舞台挨拶に立った岩崎う大(かもめんたる)、北村有起哉、円井わん、内田英治監督(写真左より)
舞台挨拶に立った岩崎う大(かもめんたる)、北村有起哉、円井わん、内田英治監督(写真左より)

ミッドナイトスワン」の内田英治監督が完全オリジナル脚本で原案と監督を務めた「逆火」が7月11日に公開初日を迎え、内田監督と主演の北村有起哉円井わん岩崎う大(かもめんたる)が舞台挨拶に出席した。

本作は、「ヤクザと家族 The Family」の北村が主人公の助監督役に扮し、現代社会の抱える問題や矛盾を、映画の製作現場という舞台を通して人間の表と裏をあぶり出すヒューマンサスペンス。物語の鍵を握るヒロインを円井が務め、理想論を振りかざす映画監督役を岩崎が演じている。

映画とは芸術かビジネスか?
映画とは芸術かビジネスか?
(C)2025「逆火」製作委員会

家族のことを顧みず、いつか映画監督になることを夢見ながら撮影現場で働く助監督の野島(北村)が、ある少女の自伝小説を映画化する現場を切り盛りするところから物語が動き出す。貧しい家庭で育ち、亡き父の介護をするなど苦労して成功した少女ARISA(円井)。ところが小説に書かれている美談とは程遠い“ある疑惑”が浮き彫りになってくる。彼女は悲劇のヒロインなのか、それとも犯罪者なのか……。様々な思惑で撮影を中断したくない面々が、真実を追求しようとする野島に圧力をかけてくる。やがて疑惑の火は野島の家族をも巻き込み、彼の日常は崩れ始める……。

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北村は完成した映画を観て「台本を読んで内容を知っていたけれど、衝撃でした」と内田監督に感想を伝えたと言うが、特に印象的だったのはラストのからくりだったそうで、「そっちかよ~!」と父としての衝撃があったと明かした。そして、結末も含めて「すべて僕(演じた野島)が悪いと思っています」と謝罪し、会場を笑わせた。

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一方、疑惑のヒロインARISAを演じた円井も「内容は知っていたはずなのに『え?』と言ってしまいました」と北村と同じく、物語に改めて衝撃を受けたと明かす。試写会場では「終わったけれど席を立てない、みたいな雰囲気があって。ちょっと帰りたくないみたいなものを(一緒に観た人と)共有し合いながら、『ご飯でも食べに行こう!』って感じで」と、鑑賞後に生じた思いを胸に会場を後にしたと明かした。

これを受け内田監督は、本作の着想について「何が真実なのか分からないみたいなことを映画の世界でやろうと思いました」と語り、「最近はニュースのほうが目を覆いたくなるようなものが多いけれど、(映画に関しては)結果としてこういう感じになっちゃったという感じです」と意識的に衝撃的な内容に仕上げたわけではないと、やんわり否定した。

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野島と映画監督の一騎打ちシーンの撮影前に、北村が自身の結婚指輪を紛失しており、スタッフが探し続ける期間があったというエピソードが明かされた。北村は、指輪が「見つからない」状況のモヤモヤが役作りに繋がったとまとめたが、発見の一報を電話で受けている瞬間を見ていた岩崎は「(北村が安堵で)完全にリラックス状態だったので、これから(一機打ちが)やれんのか?って思っていました」とツッコミを入れて笑わせた。「ちゃんと頑張りましたよ。ホッとしつつもホッとしちゃいけないという思いで…」と言い訳をした北村だが、改めて「すみませんでした」と頭を下げ、コントのようなやりとりで場内を盛り上げていた。

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内田監督にとっては、舞台挨拶の場となったテアトル新宿は「10数年前に連日レイトショーでトークショーなどをやっていました」と振り返り、「あの頃はお金はないけれど、好きな役者と映画を撮るみたいなことをやっていて。それが今回の映画でまたできました。たくさんの人に観ていただきたいのですが、宣伝費がないので、みなさんのスマホを打つ手が宣伝になります。悪口でもいいので、一文書いていただいて、こういう小さい映画も応援してください。そうしたら、またこの三人と仕事ができるので」と観客に呼びかけた。

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