朴壽南(パク・スナム)が娘とともに歴史に埋もれる声なき者たちの物語を記録「よみがえる声」8月2日公開
2025年7月12日 16:00

戦後80周年を迎える今年、90歳を迎える在日朝鮮人2世の映画作家・朴壽南(パク・スナム)と娘の麻衣が共同で監督した長編ドキュメンタリー映画「よみがえる声」が、8月2日公開される。
約40年前から朴壽南が撮り続けていた16ミリフィルムを基に制作され、広島や長崎で原爆被害を受けた朝鮮人、長崎の軍艦島に連行された徴用工、沖縄戦の朝鮮人元軍属、そして日本軍の「慰安婦」にされた女性たちの声なき物語を描き出す。

本作は2023年の釜山国際映画祭でワールドプレミア上映され、ドキュメンタリー部門で最優秀賞を受賞。審査委員の原一男監督は「この作品を見た瞬間、ある存在を破壊する力を感じた」と激賞した。さらに、ベルリン国際映画祭では「豊かで脱植民地的なアーカイブ」としてフォーラム部門に正式招待され、ジャン・ルーシュ国際映画祭では「生きている遺産賞」を受賞。2025年2月の座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルでもコンペティション部門で大賞を受賞した。韓国でも昨年11月13日以降、合計59の劇場で公開され、日韓の歴史を知らない若年層からも注目を集めた。
ポレポレ東中野では本作の公開に併せ、関連する特集上映企画「語り継ぐ映画祭」も実施予定だ。

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