鈴木亮平ら「TOKYO MER」チーム、雷雨のピンクカーペットに集結!「スケールも人間ドラマの濃厚さも圧倒的No.1」と自信
2025年7月10日 22:33

鈴木亮平主演の救命医療ドラマを映画化したシリーズの続編「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」のプレミアイベントが7月10日、都内で行われ、鈴木をはじめ江口洋介、菜々緒、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ、賀来賢人、石田ゆり子、松木彩監督が出席。激しい雷雨の中、「南海MER」のシンボルでもあるハイビスカスをイメージしたピンクカーペットを歩き、ファンから歓声を浴びた。
舞台は、劇場版第1作「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室」から2年後。救命医療チーム「TOKYO MER」の活躍が高く評価され、全国の主要都市である札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡に新たなMERが発足し、運用が開始されていた。一方、沖縄・鹿児島では、離島地域での事故や災害に対応できるMERの誘致活動が活発化。指導スタッフとして、「TOKYO MER」の喜多見チーフ(鈴木)と看護師・夏梅(菜々緒)が派遣され、オペ室を搭載した中型車両=NK1を乗せたフェリーで、「南海MER」の運用が試験的に開始される。

この日、関東は午後から大雨の予報が発表されていた。約700人が集まった六本木ヒルズアリーナでも、イベント開始時に激しい雨が降り出した。「キャー!」と驚きの声が上がるほど大きな雷も鳴り始める中、鈴木をはじめとするキャスト陣がピンクカーペットに登場。雨や雷を吹き飛ばすような、大歓声が沸き起こった。

会場を見渡して笑顔を見せた鈴木は、何度も手を振ってファンとの対面に喜びをにじませ、駆け寄ってハイタッチする場面もあった。本シリーズで「待っているだけじゃ、助けられない命がある」という信念を持ち、患者のためにどんな苦境にも飛び込んでいくチーフドクターの喜多見を演じ続けてきた鈴木。「『TOKYO MER』は人の命を救う作品です。少しでも体調が悪いなと思う方がいたら、近くのスタッフに言って。抜けることは恥ずかしいことではないですし、自主的にちょっとおかしいなと思ったらすぐに、勇気を持って出るようにしてください」とスタンド形式のイベントでキャスト陣を待ち侘びていたファンを心配しながら、「雨、大丈夫ですか?」と確認。「トカラ列島で避難されている方、不安な日々を過ごしている方々、そして対応にあたってくださっている方々。すべての方々にお見舞いとエールをお送りしたいと思います」と地震が続く現地にエールを送っていた。

トーク中にも何度も大きな雷の音がとどろき、鈴木は「『TOKYO MER』の撮影は毎回過酷です。実はこれと比じゃないくらいの雨が降っている日もありました。映画を観ていると全部、晴れ渡っています。これが映画のマジックです」と目尻を下げ、「この映画の舞台は沖縄と鹿児島。鹿児島には、出演した大河ドラマ(『西郷どん』)を通して並々ならぬ思いがあって。鹿児島では、雨は島津雨と言って、いいことの前に降ると言われています。ですので、これは吉兆です! いま鳴っている雷も、天が祝砲を鳴らしてくれているんだなと思います」と周囲を励ますように、声を弾ませていた。すると蔵前夏梅役の菜々緒は「『MER』の晴れ女だったはずなんですが…」と苦笑いを見せ、「雷は神様が鳴らしていると言われています。『MER』が皆さんと神様にも愛されている証拠」とにっこり。雷が鳴るたびにそれぞれが「『MER』らしい」と表現するようになり、武美幸役の宮澤エマも「大ヒット間違いなしですね!」と楽しそうに話していた。

その後、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた舞台挨拶では、鈴木が「ついに完成しました。皆さんのおかげです。まずは本当にありがとうございます」と映画のお披露目を迎えて感謝しきり。「すばらしい作品になったと自負しています。シリーズの中でも、スケールの大きさは圧倒的No.1。人間ドラマの濃厚さも間違いなく、No.1だと思っています」と自信をのぞかせ、高杉演じる常盤のとあるシーンに「グッときた」と明かす。
「南海MERがかっこいいんですよ。皆さんも南海MERの誰かに惚れます。僕は(賀来演じる)音羽推しから、(江口演じる)牧志推しに変わりました」と推し変を口にしながらシンメンバーに惚れ惚れとし、これには賀来も「言わなくてよくないですか? すねていないですよ!」と嫉妬まじりにコメント。さらに鈴木は「東京のメンバーも活躍するんです」と続け、「ジェシーくん演じる潮見先生が1作目では、本当にひどかった。その潮見先生が…シビレました。ぜひ楽しみにしてください」とそれぞれの活躍や成長を見つめてほしいと呼びかけていた。

またチームワークが見どころとなることから、「信頼関係を築くうえで心がけていること、大事にしていること」について回答することになると、鈴木は「出身地を聞く。どういうところで育ってきたんだと知ることで、相手を知ることができるし親近感が持てる。すると相手の方も、親近感を持ってくれる。まず自分が(相手を)好きになることですね。地理が好きだということもあります」と語り、実際に登壇者全員の出身地を答えてみせた。
本作でシリーズ初参戦となった江口は、「苦労を一緒に乗り越えた時にその人間が見えたりする。今回も長い時間を積み重ねて、最後のシーンではそれが自分の体から出てきたりした」と本作の撮影で信頼を築く大切さを実感したとのこと。また「相手に対しても、自分の気持ちにも嘘をつかないこと」だという菜々緒は、「この作品は本当に大変」と本シリーズの撮影の過酷さを熱弁。「もうやりたくないと思うけど」と正直に打ち明けつつ、「ファンの皆さんや応援してくださる皆さん、医療従事者の皆さんからコメントやメッセージをたくさんいただく。そうなるともう1回、自分を奮い立たせてやっていこうと思う。その声が支えとなっている。そしてこのメンバーもそう。このメンバーじゃなかったらオファーを断っているなと思う。このチームにそれくらいの信頼関係があるから、続投できる」とファンとチームへの感謝を口にしていた。
「劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション」は、8月1日より公開。
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