「ファンタスティック4」への期待値をアップさせるマット・シャックマンとは? 「ワンダヴィジョン」「ゲースロ」「ザ・ボーイズ」にも参加した“鬼才監督”
2025年6月21日 11:00

7月25日に日米同時公開を迎える「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」。劇場公開を来月に控え、米映画チケット販売大手「Fandango」では前売り券の初日売上が2025年の新記録を達成。全米で特大のヒットが期待されている。2026年全米公開予定の「アベンジャーズ/ドゥームズデイ(原題)」にも繋がる“重要作”――その監督に抜擢されたのが、鬼才マット・シャックマン。本記事では、シャックマンのフィルモグラフィと才能に迫っていく。
シャックマンは、マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」で監督・製作総指揮を務め、全9話を担当。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェーズ4の皮切りとなった同作は、「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフと死んだはずのヴィジョンが長い恋愛の末、晴れて結婚し幸せな生活を送っていたが、その裏に隠された“闇深い謎”が徐々に明らかになってくる――という作品だ。
コント風のドラマが繰り広げられるシチュエーション・コメディ(シットコム)として制作され、それまでのマーベル作品から逸脱した全く新しい作風が大きな話題に。配信がはじまると、幸せな2人のはずが段々と異様な空気が漂ってきて、楽しい一幕から一気にダークな世界観へと畳みかける先のみえない展開にSNSでは絶賛の声が続出。ついには“マーベル初”のエミー賞を受賞し、歴史的快挙を達成した作品となったのだ。
他にもシャックマンは、世界で社会現象並みのヒットとなった「ゲーム・オブ・スローンズ」、最高傑作クライム・サスペンス「FARGO ファーゴ」、腐敗した正義(=ヒーロー)にアウトローが過激に立ち向かう「ザ・ボーイズ」など、名だたる人気シリーズでエピソード監督を担当している。手掛けてきた作品はストーリー、アクション、人間ドラマ、どれをとっても逸脱した面白さが満載。担当してきた作品ラインナップからも“まちがいない”クオリティの高さが伺えるだろう。

そんなシャックマンが満を持して監督を務める「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」は、とある宇宙ミッション中の事故で、特殊能力を得た4人のヒーローチーム“ファンタスティック4”の活躍を描くもの。メンバーは、天才科学者のリード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(ペドロ・パスカル)、妻のスー・ストーム/インビジブル・ウーマン(バネッサ・カービー)、スーの弟、ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(ジョセフ・クイン)、リードの古くからの親友、ベン・グリム/ザ・シング(エボン・モス=バクラック)。“家族”という何よりも強い絆で結ばれた4人は、たびたび人々を窮地から救い出し、世界中から愛されている存在だ。
そんな人気者の“家族”に、間もなく“新たな命”が加わろうとしていた。先日解禁された最新映像では、その“新たな命”、リードとスーの子どもの姿が初登場。愛おしい存在の誕生で幸せいっぱいかのようにも思えた彼らだったが、そんな時間も束の間、惑星を食い尽くす規格外の強大な敵宇宙神ギャラクタスの脅威が地球に迫る。家族一丸となって全人類の運命を救うことができるのか。シャックマンが描く“ファンタスティック4”の活躍に注目してほしい。

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