マシュー・マコノヒー「マイク・ハマー」映画化に出演
2025年6月17日 11:00

俳優のマシュー・マコノヒーが、HBOドラマ「TRUE DETECTIVE」で組んだニック・ピゾラットと再タッグを組み、名探偵「マイク・ハマー」の映画化プロジェクトで主演交渉に入っていることが明らかになったと、米バラエティが報じた。2014年の「TRUE DETECTIVE」シーズン1でウッディ・ハレルソンと共演し、高い評価を得たコンビの復活となりそうだ。
同作はスカイダンス・メディアが製作する長編作品で、ピゾラットが脚本を担当する。スカイダンスのデビッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ、ドン・グレンジャーが製作を手がけ、シリーズを継承している作家マックス・アラン・コリンズがエグゼクティブプロデューサーを務める。
マイク・ハマーは、アメリカのハードボイルド小説家ミッキー・スピレイン(1918-2006年)が生み出したニューヨークの私立探偵だ。1947年の「裁くのは俺だ」でデビューし、力こそ正義であると信じ、タフな肉体を誇示して危険の中に飛び込んでいく探偵像は、独特のセックスとサディズムを描く扇情的な文体も相まって大衆に受け、軒並みベストセラーとなった。
日本では1953年に早川書房がハヤカワ・ポケット・ミステリの第1号として「大いなる殺人」、第5号として「裁くのは俺だ」を刊行したのが始まりで、それぞれ清水俊二、中田耕治が翻訳を担当。スピレインは1995年にアメリカ推理作家協会のエドガー賞巨匠賞を受賞している。
「マイク・ハマー」シリーズは過去にも何度か映画化されており、1955年の「キッスで殺せ!」、82年の「探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!」などがある。興味深いことに、63年の「ガールハンター」では原作者のスピレイン自身がマイク・ハマーを演じている。
マコノヒーは最近、6年間の俳優業休止を経て「The Rivals of Amziah King」で復帰を果たした。次回作では、アメリカ・フェレーラとともにApple TV+の災害スリラー「The Lost Bus」に出演予定である。
一方、ピゾラットは小説家、脚本家、プロデューサー、監督として活動する受賞作家で、HBO「TRUE DETECTIVE」の最初の3シーズンを企画・製作総指揮したことで最も知られている。エミー賞とゴールデングローブ賞の複数回ノミネート経験があり、全米脚本家組合賞を2度受賞している。
スカイダンスは「マイク・ハマー」フランチャイズの権利を取得し、このベストセラー小説シリーズを長編映画として開発・製作する計画を立てている。
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