吉沢亮は“国宝”であり“帝王”だった――主演作「ババンババンバンバンパイア」完成披露で満島真之介が言及
2025年6月17日 21:13

奥嶋ひろまさ氏による大人気コミックを実写映画化した映画「ババンババンバンバンパイア」の完成披露試写会が6月17日にユナイテッド・シネマ 豊洲で行われ、主演の吉沢亮のほか、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦、浜崎慎治監督が出席した。
銭湯に住み込みで働く美青年・森蘭丸の正体は450歳のバンパイア。現在は銭湯のひとり息子である15歳のピュアボーイ・立野李仁を狙っており、究極の味わいである「18歳童貞の血」を得られるようになるまで李仁の成長と純潔を見守る日々を送っている。ところがある日、李仁がクラスメートの篠塚葵に一目ぼれしてしまったことから、李仁の恋が成就して純潔が失われるのを防ぐべく、蘭丸の決死の童貞喪失阻止作戦に乗りだすさまを描き出す。
大勢の観客で埋まった会場内を見渡した吉沢は「皆さま、大変お待たせしました。新たな公開日が決まり、こうしてたくさんの方にこの映画を心待ちにしていただき、心から感謝しております」と感慨深い様子であいさつ。「今日は『国宝』のために集まっていただき……」と吉沢主演の大ヒット作を挙げておどけてみせると、「本作は日本最高峰のバンパイアコメディ映画になっております。こんなすばらしいキャストがそろい、このメンバーでこんな映画をつくれることを、僕は誇りに思っております」としみじみ語った。

吉沢の振り切った演技が注目の本作。そんなコメディ作品に参加するにあたり、「やはり観ているお客さんにとっては笑えることでも、本人はいたって真剣というか。真面目に向き合えば向き合うほど面白くならないように。こちらが楽しくならないようにということは意識しました」という吉沢。「本作でいうと、(板垣演じる)李仁くんへの愛。李仁くんが好きすぎて、しょうがない感じをどれだけ出せるか、ということにこだわりましたし、逆に李仁くん以外の人と接しているギャップというか。むしろ他の人といる時はものすごくバンパイアとしているんですけど、李仁くんの前だけで見せる人間臭さのようなギャップをものすごく意識していました」と説明する。
原作者の奥嶋氏によると、原作の李仁は板垣をイメージして描かれた役だったという。板垣は「(それを聞いて)本当に驚きましたし、そもそもマンガのイメージにしていただけただけでもうれしかったんですが、実写映画になる時にその役を演じられるというのは本当に役者冥利(みょうり)に尽きるというか。そんなことないなと思っていたので、本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。

そんな板垣が演じた李仁について「まんまです。映画を観たら、よりまんまです。現場でもずっと好きでした」とラブコールを送る吉沢。それを受けた板垣も「蘭丸は(李仁を)溺愛してくれる役なので、僕も吉沢さんがうそなく愛を届けてもらいやすいようにと思ってました」と述懐。さらに吉沢が「(共演は)2回目なんですけど、1回目の時はそこまで現場でお話をさせていただく機会もなかったので。今回よりお話させていただいて、お互いの趣味の共通点もあって……大好きです」と劇中の蘭丸同様、板垣への思いがあふれている様子だった。

この日は明るいキャラクターで、終始イベントを盛り上げていた満島。「今までは、大河ドラマの『青天を衝け』や、映画『キングダム』など真剣な作品で共演してきたんですけど、実は(今回は)すごくこっ恥ずかしかった。今までは真剣なまなざしでやってきたけど、裏ではちょっかいを出すわけですよ。おりょうが好きすぎるあまりね。でもおりょうはそれをいい感じであしらってくれるわけですよ。その関係性を、お芝居の中でやらなきゃいけないのが、すごく不思議で。自分の恥ずかしい部分を全部見せているような気持ちになった」と語る。すると、吉沢も「(満島)真之介くんのテンションの高いキャラクターがあるので、今まではすごく真面目で、きれいな目で見てくると笑っちゃいそうになっていて。だから今回の坂本先生という役は本人のキャラクターにもピッタリだと思いますし、試写で観た時もめちゃくちゃ笑わせてもらいました」と笑顔を見せた。

そんな吉沢について「一度死んでみた」以来のタッグとなった浜崎監督は「あれから間が空いて。吉沢さんもいろんな大作をやられてきて。パワーアップしているというか。吉沢さんは背中で語るタイプなので、現場でも細かいことは言わないんですけど、ドンとしていて。いろんな修羅場をくぐってきたんだなと思いました。コメディの帝王だなと思いました」と語ると、満島が「向こうでは『国宝』になって、こちらでは『帝王』になったんですね」とちゃかしてみせて、会場を大いに盛り上げた。
映画「ババンババンバンバンパイア」は、7月4日より全国公開。
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