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妻夫木聡「一人一人に直接届けたい」 映画「宝島」全国キャラバンは静岡へ――大規模な撮影秘話も

2025年6月16日 10:30

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妻夫木聡&大友啓史監督が“静岡”へ!
妻夫木聡&大友啓史監督が“静岡”へ!
(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会

大友啓史監督(「るろうに剣心」シリーズ、「レジェンド&バタフライ」)がメガホンをとった映画「宝島」の公開記念スペシャルトークショー(開催:セノバひろば)が6月14日、そして翌15日にはMOVIX清水で舞台挨拶が行われ、大友監督と主演の妻夫木聡が出席した。

原作は、戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈氏による同名小説。妻夫木のほか、広瀬すず窪田正孝永山瑛太らが共演し、アメリカ統治下の沖縄を舞台に、混沌とした時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を圧倒的熱量と壮大なスケールで描き出す。

宝島宣伝アンバサダー”として全国行脚することを宣言している妻夫木。6月7日に実施された沖縄プレミアを皮切りに“映画『宝島』全国キャラバン”が本格始動した。第2弾では、広瀬の出身地・静岡の地に、妻夫木、大友監督が降り立ち“静岡キャラバン”が行われた。

14日には、新静岡駅直結の商業施設「新静岡セノバ」広場でトークショーを実施。冒頭では、スペシャル映像も流れ、まだ映画を見ていない約150人の映画ファンの期待が高まるなか、妻夫木と大友監督は笑顔で登壇し、それぞれ本作に込めた熱い想いを語った。15日には「MOVIX清水」で舞台挨拶を実施し、約200人の観客に向けて、ティーチインも実施された。

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沖縄以外のエリアで初の上映会となる本イベント。「映画はいかがでしたか?」というMCの問いかけに観客は大きな拍手で答え、妻夫木、大友監督は安堵の表情。やがて、鑑賞直後の観客から積極的な質問を受けながらのティーチインがスタートした。

まず初めに「生涯忘れられない映画に出会ったと思うほど素晴らしい映画でした」と作品を絶賛した観客が「なぜ今回テレビCMやインターネットに頼らず、このようにいろいろな場所を自ら回ろうとしたのでしょうか?」と質問。妻夫木は、初主演作品「ウォーターボーイズ」の際に、全国を周り一人一人に作品を届け成功した体験を語り“今回も同じ方法でやりたい”と撮影中から思っていたことを明かす。すると、大友監督も「宣伝するというよりも、丁寧に1人ずつ目を見てしっかりと話して届けたい」と思いの丈を述べた。

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次の質問は、コザ暴動のシーンの撮影について。「規模がすごすぎる。どうやって撮影しているのか?」という質問に、大友監督は戦後のアメリカ統治下の沖縄に関する資料は意外と残っていないこと、コザ暴動については“深夜12時頃に起こった出来事”だったことから、当時のフィルムが残っていないことなど撮影における苦労を語った。

また取材を重ね、当時を知る人が話す、怒りだけではない“さまざまな感情”を表現するためにエキストラ一人一人にまで細かく演技指導して撮影したことを説明。アメリカ統治下にあった当時の沖縄では、車は右側通行で左ハンドル――日本には残っている車が少ないため、貴重なヴィンテージカーをかき集めたそう。アメリカや韓国など海外からも運び入れ、さらにそれをひっくり返して燃やすという裏話を披露した。

続けて「一番心に残っているシーンは?」という質問に、妻夫木は“ある重要なシーン”を深く語り、命の大切さや深い感情について語る。質問した観客は妻夫木の言葉に涙し、それを見た妻夫木ももらい泣き。さらに、その妻夫木を見た多くの観客がさらにもらい泣きしてしまいそうになる場面も――作品の持つメッセージ性や一言では語り尽くせない深い思いを共有する一場面だった。

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「どのような人に見てもらいたいか?」という質問には、このように答えた。

妻夫木「この映画は、激動の時代の沖縄を描いた映画ではあるけれど、これは沖縄だけの話ではないです。今生きてる僕たちは、過去の人たちの思いを背負ってこれからどう生きて行くのか、そして未来を生きる子供達に何を残せるのか?とすごく僕は問いかけられた気がします。これは未来への問いかけだと、この映画を通じて思いました。なので、ぜひ若い人たちにたくさん見て欲しい」
大友監督「本当に1人でも多くの人に届けたい。今世界中でも大変なことがたくさん起きていて、そこには怒りという感情がある。それを見過ごして良いのか?そういった感情をしっかりと映画を通して届けたい。また当時の沖縄の人たちが体験してきたことを伝えることで、命の大切さ、宝って何なのか?という大切なメッセージを1人でも多くの方に届けたい」

最後の挨拶で妻夫木は、「実は広瀬すずちゃんからメッセージを預かっています」と預かっていたメッセージを披露した。

「本日は静岡に行けずに申し訳ありません。地元に自分の映画が届くのがとても嬉しいです。静岡の皆さんとこの作品を共有できることがとても楽しみです。自分の目でも見たかった」と広瀬から届いたメッセージを代読した妻夫木。続けて「皆さんとこうやって思いを共有できたのが本当に嬉しいです。これは沖縄の話だけど、僕たちみんなの話だと思っています。希望ある未来のために今こそ手と手を取り合って、みんなで進んでいけたらいいなって、そういう元気を与えられる映画になっていると思う」と語り、さらに「是非皆さんの一人一人の声がとっても大切だと思っています、よろしければ、発信していただけたら嬉しいです」と挨拶を締めた。

大友監督は、6年の苦労を「撮影が2度延期になったが、そのたびに、生きるということを諦めない宝島の登場人物たちが『諦めるな、最後までやれ』と語りかけてきた、その言葉を受けて頑張ってやってきた。登場人物たちの生きる意思、生きる力を体験していただき、皆さんにとって大切な宝物のような作品になるよう、一つ一つ丁寧に育てていきたいと思っている。どんな感想でも良いので、なんとか作品を少しでも広めて欲しい」と話していた。

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舞台挨拶後には、沖縄に続き、“宝島宣伝アンバサダー”である妻夫木による、名刺配布会も開催。来場した約200人全員に感謝の想いを込め、笑顔で名刺を手渡ししていた。

宝島」は、9月19日から全国公開。

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