「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで生きる」「ぼくら、20世紀の子供たち」カネフスキー監督3部作の特集上映が決定
2025年6月16日 18:00

旧ソ連出身のビターリー・カネフスキー監督の初のドキュメンタリー「ぼくら、20世紀の子どもたち」のデジタルリマスター化を記念して、同監督の「動くな、死ね、甦れ!」「ひとりで生きる」「ぼくら、20世紀の子供たち」の3部作が、8月23日からユーロスペースほかで全国順次ロードショーが決定した。3部作まとめての公開は15年ぶりとなる。
1990年、映画の表舞台に彗星の如く現れた54歳の新人監督カネフスキー。「大人は判ってくれない」と並び称される少年映画の金字塔「動くな、死ね、甦れ!」でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)に輝き、驚愕のデビューを飾った。その続編「ひとりで生きる」でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。3作目となる初のドキュメンタリー「ぼくら、20世紀の子どもたち」では、ソ連解体後の混沌としたロシアで社会から弾き出されたストリート・チルドレンたちの生きる姿や心の内をありのままに映し出し、世界に衝撃を与えた。

なお本3部作は、自身もストリート・チルドレンで不良少年だったカネフスキー監督の経験をもとに撮られたものであり、主人公を演じるパーベル・ナザーロフと彼の守護天使的な役割を与えられたディナーラ・ドルカーロワに追っている。ポスタービジュアルは、「ぼくら、20世紀の子供たち」に登場する、成長したパーベル・ナザーロフのリアルな姿を捉えている。本作はソ連解体後のストリート・チルドレンを水平の目線で捉えたドキュメンタリーであり、「動くな、死ね、甦れ!」の主人公ワレルカと守護天使の物語の最終章となる。
3作品の概要は以下のとおり。



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