池田エライザ、主演作「リライト」公開前夜にホッと安堵 2年前の尾道ロケを振り返る
2025年6月12日 22:30

女優の池田エライザが6月12日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「リライト」の公開記念前夜祭に、阿達慶、久保田紗友、倉悠貴、橋本愛、松居大悟監督と共に登壇。翌日に迫った公開に向けて思いを語った。
本作は、法条遥の同名小説を原作に、松居監督、ヨーロッパ企画の上田誠が脚本というタッグで実写映画化。オール尾道ロケで映画化したSF青春ミステリーだ。池田は、高校時代に300年後からやってきた未来人・保彦(阿達)と出会い、恋に落ちる美雪に扮した。


一昨年の夏に尾道で撮影した作品が、ようやく明日公開を迎える。池田は「もう2年が経ちましたね」としみじみ語ると、「何のアクシデントもなく、こうして皆様にお届けできることがまず幸せです」とニッコリ。「夏に届けたいというのは、松居監督がこだわっていたこと。劇場で観ていただきたいという気持ちを持って宣伝にまい進してきましたが、すでに口コミでは素敵なコメントもたくさんいただけているようなので、とても嬉しいです」と率直な思いを伝える。

本作で映画初出演を果たした阿達にとっても、念願の映画公開前夜。「2年前というと長い時間ですが、今思うとアッという間に公開前夜になりました」と胸の内を明かし、「いまはドキドキというか、大きなスクリーンに自分が映るというのが、ものすごく不思議な感覚です。僕は『リライト』という映画が大好きなので、この作品を皆様にお届けできるというのがすごく嬉しいです」と初々しい表情で語る。
ネタバレ厳禁の物語なだけに、この日は作品にちなんだお題でフリップトークを展開することに。映画『リライト』がタイムリープから抜け出せないということで「〇〇から抜け出せない」というテーマで話が進むと、池田は可愛らしいイラスト付きで「猫生活から抜け出せない」と回答。プロモーション活動のなかで、池田は「アクティブになる」と何度も答えていたが「やっぱり猫とお家でのんびり過ごすのが幸せなんです」と明かした。

同じ質問に、“史上最悪のパラドックス”を紐解くキーパーソンとなる友恵を演じた橋本は「Switch2落選のお知らせから抜け出せない」とフリップに記載する。橋本は「多分同士もいっぱいいると思うのですが、悲しいです。もう諦めていますが……。辛抱強く待ちたいと思います」と時事ネタを絡ませ会場を盛り上げていた。
それぞれが「抜け出せないもの」についてトークを繰り広げるなか、阿達は「白いズボンから抜け出せない」と回答すると「完成披露試写会のとき、実は白いズボンを履く予定だったんです。でも履いてみたら、ちょっときつくて……。脱ぐのも時間が掛かってしまったんです」と説明。他の登壇者と違い“物理的”に抜け出せないものを回答した阿達は「ちょっと違いましたかね」と苦笑いを浮かべていた。

楽しい雰囲気で進んだ舞台挨拶。池田は「同郷である松居監督とやっとお仕事ができたり、監督と俳優として出会った倉くんと、俳優として共演できたり、阿達くんの門出を見守れたり、個人的にはいろいろな縁がある思い出深い作品です」と語ると「とにかく現場がすごく温かくて、人の素敵なところがいっぱい集まっていました。そんな雰囲気が映像にも出ていると思います。展開としてはドギマギする瞬間もたくさんあるのですが、どこか心に来る、本当に素敵な作品になっているので、ぜひ楽しんでください」と観客にメッセージを送っていた。
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