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「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」近藤亮太監督最新作「〇〇式」不穏な予告編が完成

2025年6月6日 07:00

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画像1(C)2025 NOTHING NEW

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」で第2回日本ホラー映画大賞を受賞した近藤亮太監督の最新作「〇〇式(まるまるしき)」の予告編が公開された。

本作は、どこかに存在するというとある“式”を描いた物語。観客は、スクリーン越しに物語を“見る”のではなく、“式に参列する”という感覚で、物語に巻き込まれていく。映画そのものを“儀式”と定義し、ホラーというジャンルの新たな地平を切り拓くのを目指す。

ポスタービジュアル
ポスタービジュアル
(C)2025 NOTHING NEW

脚本は、SNSを中心に熱狂的な支持を集めるホラー作家・くるむあくむが担当。 代表作「N」「或るバイトを募集しています」などで見せた都市伝説的な想像力と、読者をじわじわと追い詰める構成力で注目を集めているが、本作は初の映画脚本作品となる。ジャンルも手法も異なる2人のクリエイターが、それぞれの“恐怖観”をぶつけ合い、融合させて「〇〇式」が生まれた。

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予告編は、「ようこそ〇〇式へ」というイントロダクションから始まる。そこは結婚式の会場のようで、新婦らしき女性が入場してくる。よく聞き取れないスピーチや、何も話さず不思議な手の動きを見せる少年など、一見普通に見えるが、不穏な映像が矢継ぎ早に続く。式場にいたはずの参列者の姿が消え、「なんの式だっけ?」という男性の声が響く。そして映像は決して越えてはいけなさそうな踏切の映像で締めくくられる。静けさの中に忍び寄る違和感、言葉では説明できない“空気の揺れ”のような恐怖が、映像と音の隙間から観客の深層に忍び込んでいきそうな本予告だ。

〇〇式」は、6月27日から下北沢K2で先行上映、7月4日から全国順次上映。


【「〇〇式」とは】
“式”とは。
何者かがいつの間にか始めたもの。
一度始まると、止めることはできないもの。
意味が生まれる前に、すでにそこに在るもの。
〇〇式」は、どこかに存在する、とある“式”の話。
それは祝福か、別れの儀式か―。
その答えはどこにあるのか。

【あらすじ】
撮影バイトとして、とある式に足を踏み入れた2人の男。進行は穏やかで、参列者も静かに座っている。だが、どこかがおかしい。進むほどに蓄積していく違和感は、いつの間にか逃れられない“何か”へと姿を変えるのであった―。

近藤監督と脚本を担当したくるむあくむのコメント全文、プロフィールは以下のとおり。


近藤亮太監督
近藤亮太監督(@ryotakondofilm)
近藤亮太監督(@ryotakondofilm)
映画づくりはどこか儀式めいています。大勢の人間が集まってある手順に沿って一つの時間や空間をつくり上げていく。今回、新たな「式」に関する映画を撮りました。映画が儀式であるなら、会場は映画館、観客は参列者に他なりません。招待状は必要ありません。お待ちしています。
<プロフィール>
1988年北海道生まれ。大学在学時より映画制作現場のスタッフとして働き始め、上京後映 画美学校にて高橋洋に師事。同時に自主制作を開始し、一貫して恐怖を追求した作風が評価を受ける。現在、テレビ東京「TXQ FICTION」で映像演出中。「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」(22)で第2回日本ホラー映画大賞を受賞、同作の長編リメイクで2025年に商業デビュー。

■くるむあくむ
くるあむ(@kurumuakumu)
くるあむ(@kurumuakumu)
春暖の候 ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。 この度、〇〇式を行うこととなりました。 この儀式はおそらく皆様が思い描かれる“普通の式”とは似て非になるものになると思います。 間違い探しのような楽しみ方は推奨しません。 全てを受け入れ、この式を肯定してあげて欲しいのです。
<プロフィール>
ホラー作家・漫画原作者。代表作に、都市伝説を題材にしたホラー漫画「N」(KADOKAWA)2024年11月には、モキュメンタリーホラー小説 「或るバイトを募集しています」を発表し、アルバイト募集から始まる恐怖体験を描き話題 を生む。noteやX(旧Twitter)などのプラットフォームでも作品を公開しており、独特の視点と作風で読者を魅了し続けている。本作「〇〇式」では監督と共同脚本を務める。

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