「メガロポリス」貴重なメイキング映像公開! コッポラ監督の“理想”を実現したパフォーマンス付きIMAX特別先行上映会の開催も決定
2025年6月3日 12:00

フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作「メガロポリス」のメイキング映像が公開された。
「ゴッドファーザー」シリーズや「地獄の黙示録」など数々の名作を生み出した巨匠コッポラ。「メガロポリス」は、1980年代より脚本を構想。01年に撮影準備を進めていたが、同年ニューヨークで9月11日の悲劇が起こり、企画は中断となり、07年には支援も途絶え、一度は断念の危機に立たされた。約300回にも及ぶ脚本の書き直しを経て、ついに21年、コッポラ監督は自身のワイナリーの一部を手放し、私財1億2000万ドル(約186億円)を投じて映画製作を再始動。86歳になる今、人生を賭けた渾身の一作を作り上げた。
映像には、コッポラ監督をはじめ、主人公カエサル役のアダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフら豪華キャストが、メイキング映像とともに作品やキャラクターについて語っている。カメラの外でも真剣な表情で話し合う俳優陣の姿や、巨大セットの裏側、リハーサル風景まで映し出されている。

映像の冒頭、コッポラ監督は「この映画のコンセプトは人類の未来を垣間見ることだ」と述べ、40年の歳月をかけたこともあり、「台本にあった多くのことが実際に起ころうとしている。フィクションというより現実に近かった」と、本作の内容が偶然にも現在と地続きしている部分があることに触れている。
またドライバーが、撮影の合間にコッポラ監督と熱心に語り合う場面も。「届いた台本を読んだ時、それだけでは理解しきれないビジュアル要素があった。台本についてより深く語り合ううちに、監督は人の内面や感情に興味があると気づいた」(ドライバー)。また現場では多くのシーンで即興的な演出が行われ、台詞や動きがその場で変化していく創作プロセスにも言及している。
またエスポジートも、「彼は大きな夢を抱いている。それは実際に体で感じるものだ」と述べており、キャスト・スタッフ全員が、ただのプロジェクトではなく“使命”としてこの作品に向き合っていたことがわかる。

なお、6月18日にグランドシネマサンシャイン池袋にて、パフォーマンス付きIMAX特別先行上映会の開催が決定(19時30分開映/チケット料金:2800円)。この上映は、コッポラ監督が理想とする形式で行われ、2024年カンヌ国際映画祭で初披露され大きな話題を呼んだ演出を、日本初にして最後となる体験ができる貴重な機会となる。本編中に一部、国内ではグランドシネマサンシャイン池袋ともう1館でしか見ることの出来ない、1.43:1の特別な画角のシーンもある。上映前にはコッポラ監督が手がけるワイン「ディレクターズ・カット・ソノマ・コースト・シャルドネ」を提供することも決定(1人1杯/18時30分より提供予定)。
「メガロポリス」は、6月20日からIMAXほか全国劇場で公開。
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