若き映画監督×余命わずかの女優　ナムグン・ミン＆チョン・ヨビン共演ラブロマンス「私たちの映画」6月13日配信

映画監督のイ・ジェハは、デビュー作で華々しい成功をおさめたが、栄光の裏で「次回作が撮れない」というスランプに陥り、業界からの期待や、映画監督である父親の影に押し潰されそうになっていた。そんな彼が、難病を抱えながら、映画の主演を夢見る女優のイ・ダウムと出会い、新作映画の製作を決意する。

迷いながらも彼女にかける“次がない”ジェハと、命のタイムリミットが迫る“今日が最後”のダウム。心を通わせるふたりは、限られた時間のなかで撮影に奔走し、映画製作を通して、生きる意味と人生最後の愛を見つける。しかし、ダウムの難病が世間に明るみになり、映画撮影は中断の危機にさらされる。

主演を務めるのは、圧倒的な演技力と存在感で“韓国で最も信頼される俳優”と評されるナムグン・ミン。正義感溢れる弁護士を好演した「わずか1000ウォンの弁護士」、時代を超える切ないロマンスを描いた「恋人　あの日聞いた花の咲く音」など、多彩な役で知られる彼が、本作では、スランプに陥る映画監督のイ・ジェハ役に挑んだ。

ヒロイン役に起用されたのは、「ヴィンチェンツォ」「グリッチ　青い閃光の記憶」などで唯一無二の存在感を放ち、注目を集めるチョン・ヨビン。確かな演技力と透明感で“千の顔を持つ”とも称される彼女が、不治の病を抱えながらも、「映画で主演を演じたい」という夢を諦めない新人女優のイ・ダウムを、切なくも力強く演じている。

キービジュアルは、 ジェハと涙を浮かべたダウムを正面からとらえ、異なるタイムリミットのなかで“いまを生きる”ふたりの表情を切り取っている。また、予告編は、日常的にホームビデオを回しているダウムのカメラが、ジェハを映す瞬間から始まる。カメラのレンズ越しに見つめ合いながら、「死んだら愛は消える？」「死んでもその愛が本物なら消えないと信じたい」（ダウム）、「永遠と信じた愛も結局は薄れていく」（ジェハ）と言葉を交わす、静かな時間が流れている。

脚本は、繊細な心理描写に定評のあるハン・ガウンとカン・ギョンミンが担当。「調査官　ク・ギョンイ」「誰も知らない」のイ・ジュンフムが監督を務める。「私たちの映画」は、6月13日からディズニープラス「スター」で独占配信（全12話／毎週金曜・土曜配信）。