松本潤、約7年ぶりに日曜劇場凱旋 「19番目のカルテ」で初の医師役
2025年5月19日 04:00

松本潤が、TBS7月期の日曜劇場「19番目のカルテ」(毎週日曜午後9時)に主演することがわかった。ドラマへの出演は、2023年に主演を務めたNHK大河ドラマ「どうする家康」以来。2018年の「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」以来、約7年ぶりに日曜劇場へ凱旋する。
原作は「しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~」などの作画を手掛ける富士屋カツヒトによる連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」(ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、「コウノドリ」シリーズの坪田文が手掛ける。
本作で松本が演じるのは、魚虎(うおとら)総合病院に新設された総合診療科に所属する総合診療医・徳重晃(とくしげ・あきら)。
現在の日本の医療は高度に発展し、「脳外科」「眼科」「整形外科」といったように臓器ごとに18の専門分野に分けられ、それぞれその専門医たちが診察・治療を行っている。そんな18の分野に新たに19番目の新領域として加わったのが、総合診療科だ。
総合診療科は、臓器や患者の性別、年齢にかかわらず、患者の訴えを一つひとつ丁寧にすくい取り、その人の暮らしや家庭環境、心の状態までも含めてその名の通り“総合的に”診察を行う科。いわば「人を診る医師」だ。近年専門医制度が整備され、19番目の新領域として発足したものの、まだ広く世間にはその存在が知られていない。
そんな総合診療医である徳重の最大の武器は、高難度の手術をこなすゴッドハンドでもなく、瞬時にすべてを見抜く超天才的頭脳でもなく、問診だった。患者と向き合い、徹底的に患者の話を聞き、時には患者の話に隠された嘘を見抜き、対話していく。穏やかで飄々としており、一見つかみどころのない人物に見える徳重だが、その根底にあるのは、人や命や生きることに向き合い救いたいという強い思い。そんな徳重のもとには、どこの科を受診すればいいかわからない複雑な症状を抱えた患者や、時には検査をしても専門医でさえも診断が難しい患者たちが次々とやってくる。
キャリア30年目にして自身初となる医師役に挑む松本は「この作品を通して、日本の医療の現状や『総合診療』に対する理解が少しでも広がっていくと嬉しいです」とコメントを寄せた。
日曜劇場「19番目のカルテ」は7月スタート。松本、原作者らのコメントは以下の通り。
このドラマをきっかけに「総合診療科」というものを知る方も多いのではないでしょうか? 僕もその1人です。
僕が演じる徳重は「総合診療」という新たな分野に、これからの日本の医療が変わっていく未来を感じながら患者さんと向き合っていきます。
この作品を通して、日本の医療の現状や「総合診療」に対する理解が少しでも広がっていくと嬉しいです。
また脚本もとても魅力的です。この作品を見てくださった方が温かい気持ちになったり、医療に対して少し前向きになれたり・・・。そんな、そっと背中を押してくれるようなドラマをお届けできたらと思っています。ぜひご期待ください。
ついにドラマ化! しかもあの日曜劇場で! です!
長い歴史のある枠で原作として取り上げてもらえて、とても光栄に思います。
医療漫画としては、泥臭い権力闘争もなく、目を見張る手術もない、スーパードクターもいません。
ただ今もどこかで誰かを救おうと奮闘する医師と、苦しみを抱え込んで生きている患者の人生、それぞれの一端を描いてきました。
そんなヒーローもヴィランもいない医療作品がどのような形で実写映像として立ち上がるのか、とても楽しみにしています。
日々の生活の中、身体や心の不調で不安や心細さを感じることは、きっと誰にでも経験があること。そんなとき、「総合診療医」がいてくれたらきっとたくさんの人が救われるはず、世界はもっと優しくなるはず──初めて原作を読み、初めて総合診療科を知り、そんなことを思いました。そしてこの原作をドラマにしたい! と強く思いました。そんな念願叶って、7月期の日曜劇場で「人を診ること」を専門とする総合診療医の姿を描く、富士屋カツヒト先生原作の『19番目のカルテ』をお届けすることになりました! 私たちにこの大切な物語を預けてくださった富士屋先生に心から感謝しています。
さらに、「総合診療科がもっと世の中に広まることを願っている。きっとたくさんの人を救えるから。日本の医療がきっともっと良くなるから。そのためならばいくらでも協力します」と、総合診療医の生坂政臣先生をはじめ、たくさんの医師の先生方や医療関係者の方々が監修や取材を快く引き受けてくださり、このドラマの一員になってくださいました。素晴らしい原作とキャストとスタッフに恵まれた幸せな現場です。
一人でも人を救えるような話を作りたいと思っていました。
立ち止まることがあった時、この「19番目のカルテ」と出会い、自分の心が少し軽くなるのを感じました。総合? 人を“診る”医者? 19番? 興味と疑問を抱きながら読み進めるうちに、命を救うだけではなく、生きる痛みに寄り添う徳重の姿に、これまで届かなかった部分に触れてもらえたような気がしました。
自分が理想としていた主人公の姿がここにあると感じ、そんな人が前に立つ物語を日曜劇場で届けたいと思い企画しました。
徳重は、スーパーマンでもゴッドハンドでもないけれど、目の前にいる人と同じ目線に立てる人。一歩下がっているようで、実はすべてを見ていて、「生きる」ことのために、周りとも自分とも静かに闘う人だと思っています。「この人がいたから、風が吹いたように何かが少し変わったかもしれない」そう思わせてくれる存在は、きっと会社の中や日常の中にもいるはずです。
今回、多くの医師の先生方にお話を伺い、ご協力をいただいています。「お医者さん」はどこか遠い存在だと思っていましたが、私たちと同じように悩み迷い生きていて、それぞれの医師の理想像や葛藤があることを改めて感じました。そんな目線の医師たち、そして彼らと出会う患者たちが、日常に埋もれた痛みから解かれていく姿を描き、見てくださる方にとっての救いの場になるような物語になっています。
命が救われたら終わり、ではなく、その先の人生には甘さだけでなく、苦さもある。そこでふんばって生きる人たちの姿を、エンターテインメントとしてお届けいたします。
見てくださる方が、「わたしの物語だ」と思えるような、居場所のような時間になることを願っています。
7月からの日曜よる9時、徳重先生と共にチーム一同でお待ちしています!
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