米大手シネコン、水曜日のチケット半額サービスを7月から開始
2025年5月15日 22:00
Photo by Erik McGregor/LightRocket via Getty Images米国最大の映画館チェーンAMCが、映画ファン待望の新サービスを発表した。7月9日から「水曜日50%オフ」を開始し、平日の映画体験をより手頃な価格で提供する。このサービスは同社の無料会員制度「AMC Stubs」会員が対象となる。
現在約3600万人が加入しているAMC Stubsは、すでに火曜日の割引サービスで成功を収めている。今回の水曜日拡大は、同社の顧客満足度向上戦略の一環と位置づけられる。
「私たちAMCでは、より快適な座席、より多くのプレミアム上映形式、より良い飲食物の提供など、映画館体験の向上に力を入れてきました。そして今回、新たな『水曜日50%オフ』で映画鑑賞をより手頃にすることを嬉しく思います」とAMCのアダム・アロンCEOは声明で述べている。
アロンCEOによれば、「興行収入が持続的な回復の兆しを見せるまでは、このような料金戦略の変更は実現できませんでした。しかし4月、そして5月と興行収入は好調で、2025年の残りの期間もこの上昇傾向が続くと見込んでいます」とし、火曜日の割引導入により同日は同社劇場で最も観客が多い曜日のひとつとなったという。「同様に水曜日も観客の多い曜日にしたいと考えています」と展望を語った。
米バラエティによるとコロナ以前、映画館チェーンは昼間の割引料金や子ども料金以外での幅広い割引に消極的だった。しかし、25年の興行収入は19年と比較して32.5%減少している状況を受け、米国最大の映画館運営会社は観客を劇場に呼び戻すための革新的なアプローチを模索している。
7月の注目作品としては、2日公開の「ジュラシック・ワールド・リバース」と11日公開の「スーパーマン」があり、これらの大作公開と割引サービスの相乗効果が期待される。
映画館業界では、コロナ以降の観客回復に向けて様々な価格戦略が重要性を増している。AMCの今回の取り組みは、平日の集客増加という経営課題への対応と、映画ファンへの還元を両立させる戦略として、業界内外から注目を集めそうだ。
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