たった34秒の「溶岩チキン」が新記録 「マインクラフト ザ・ムービー」楽曲がビルボード入り
2025年5月5日 23:00

ジャック・ブラックが「マインクラフト ザ・ムービー」で披露した「溶岩チキン」(原題:Steve's Lava Chicken)が、わずか34秒という驚異の短さながら、ビルボードHOT100チャートに78位でランクイン。1958年創設の米国最高権威を誇る音楽チャートで、史上最短楽曲としての記録を樹立した。さらにロック専門のホット・ロック・ソングチャートでも10位に輝いている。
「マインクラフト ザ・ムービー」は子どもの頃から採掘(マイン)を夢見ていたスティーブが、青く光る謎のキューブに触れたことで、全てが四角形でできた異世界「マイクラワールド」に転送されてしまうストーリー。
ブラック演じるスティーブのほか、元人気ゲーマーのギャレット役をジェイソン・モモア、改造が得意な少年ヘンリー役をセバスチャン・ハンセン、その姉のナタリー役をエマ・マイヤーズ、ドーン役をダニエル・ブルックスが演じている。

「溶岩チキン」はブラックとジャレッド・ヘス監督が共同で作曲したもので、映画の中でブラック演じるスティーブが仲間たちに溶岩でチキンを調理する方法を教える場面で披露される。ロックバンド「テネイシャスD」のメンバーとしても知られるブラックは、2023年には「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の「ピーチェス」でもビルボードHOT100の56位を記録しており、ゲーム原作映画の音楽で存在感を示すのは今回が2度目となる。
米データ分析会社ルミネイトによると、4月18~24日のわずか1週間で「溶岩チキン」は米国内で700万回のストリーミング再生を達成。これまでの最短記録だったキッド・カディの「ビューティフル・トリップ」(37秒)を3秒上回り、新たな記録を打ち立てた。
「マインクラフト ザ・ムービー」は4月4日の公開以来、世界的な大ヒットを記録。すでに世界累計興収8億1600万ドルを突破し、2025年公開映画の中でトップの成績を収めている。今後、この映画とともに「溶岩チキン」のさらなる人気拡大が期待される。
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