丸山隆平、共演者に差し入れするなら何? 寺尾聰にベースセッションのラブコールも【「金子差入店」のジャパンプレミア】
2025年4月25日 14:00

映画「金子差入店」のジャパンプレミアが4月24日、都内で行われ、主演を務める「SUPER EIGHT」の丸山隆平をはじめ、共演の真木よう子、三浦綺羅、川口真奈、名取裕子、寺尾聰、古川豪監督が登壇した。
本作は、刑務所や拘置所に収容された人への差入を代行する「差入屋」を営む家族の絆を描く。

長編映画監督デビューを飾る古川監督は、助監督を務めた「おくりびと」で描かれた納棺師に感銘を受けたそうで「面白い職業があったら自分で脚本を書いてみたいと思った。そんな折、拘置所の前にある差し入れ代行業の店を見て興味を持った」とアイデアの着想元を明かす。
差入屋を営む主人公・金子真司を演じた丸山は、8年ぶりの映画主演。古川監督は、制作前に丸山とプライベートな出会いがあったそうで、「彼にはバラエティや歌番組で見せる、オチやボケをかます人というイメージがあった。なのに出会った際に『めちゃめちゃ芝居をやりたい!』と言われて。その場にいた一般人を巻き込んでのエチュードを30分くらい見せられた」と回想。これに丸山は「え? 全部嘘じゃないですか?」ととぼけるも、「いや、本当です。仕事ください!ではなく、その時期はお芝居欲が半端なくて。酒場で勝手にエチュードを始めて、古川監督に見ていただいた」と俳優としての自己PRをしていたと明かした。

金子の妻である美和子役の真木は、再共演となる丸山について「丸ちゃんは大好きなお友達。でも、今回の現場では本番での丸ちゃんの顔が今まで見たことがないもので…。役から真木よう子に戻って『丸ちゃん、大丈夫?』と駆け寄ってしまうこともあった」と熱演に驚いたそう。金子の息子・和真役の三浦は「丸山さんは優しくて一緒にご飯を食べてくれました。真木さんも遊んでくれたりして、僕の大切なぬいぐるみ・くまきちの話を沢山しました」とエピソードを紹介すると、丸山は「え? くまきちの話は俺聞いてないよ? 紹介して?」とすっかりパパの表情だった。
差入屋を真司に引き継いだ叔父・星田辰夫役の寺尾は、助監督時代の古川監督を知る一人。「テレビドラマ『仰げば尊し』(2016)でお会いして。オファーをもらった時には5、6回はお断りしました。でも、依頼が来るたびに古川監督は脚本を書き直したりしていて、こいつ面白いかもと作品に引き寄せられた。手伝いたいという気持ちにさせられ、しまいにはやる羽目に……」と笑わせつつ、「このチャンスを広げてもらって、次の映画にも期待しています!」と古川監督にエールを送った。

そんな寺尾との初共演に、丸山は「クランクアップは寺尾さんと迎えました。自分がどこまで受け止めきれたのかわからないけれど、僕の金子としての気持ちを引き出そうとしてくださったのを感じました。クランクアップの際には素敵な言葉を頂いて。その言葉を胸にこれからの役者人生を頑張っていきたいと思いました」としみじみ噛みしめていた。
映画の内容にちなみ、共演者&監督に丸山が差し入れたいものを発表することに。真木には「笑いを差し入れます」、三浦には「定期的に一緒に食事をしたいのでお食事券を」、川口には「暇つぶしになると思うので僕の御呼出し券を」、名取には「京都の美味しい和菓子を」、古川監督には「観客動員を差し上げます」とヒット祈願した。
同じベーシストである寺尾には「僕が普段メインで弾いているベースとトレードしてセッションをしたい」とラブコール。寺尾からは「僕のベースは中学3年の頃から使っているビンテージ。売ったら500万円くらいする」と驚きの情報が。丸山はすかさず「ください!」とおねだりするも、寺尾は「あげません!」とピシャリと返して場内は笑いに包まれた。
また、寺尾はベーシスト・丸山について「ギターを弾く俳優はいるけれど、ベースを弾く俳優は私か丸山かスティングか。みんな頭のおかしな奴ばかり」と評して丸山を大笑いさせ、「俳優をどんどん続けてもらえたら良いなと期待しています」と激賞。丸山は「はい! 絶対に頑張ります!」と誓いを立てていた。
「金子差入店」は、5月16日から公開。
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