本作の舞台は、末次由紀氏による大ヒット漫画「ちはやふる」を原作とした映画「ちはやふる 上の句」「同 下の句」「同 結び」の10年後の世界。令和の高校生たちが青春をかけて競技かるたに挑むさまを、ドラマオリジナルストーリーで描く。梅園高校の競技かるた部は、部員が少なく、廃部寸前。主人公である高校2年生の幽霊部員・藍沢めぐるが、新たに顧問となった大江奏と出会い、運命が大きく動き出す。
映画「おいしくて泣くとき」(公開中)や「雪風 YUKIKAZE」(8月15日公開)、「ストロベリームーン」(10月17日公開)など出演作の公開が続く當真は、「みなさんが作り上げてきた映画『ちはやふる』シリーズの世界観にリスペクトを持って、末次先生の『ちはやふる』、そして映画シリーズのたくさんのファンの方々のイメージを崩さないよう、しっかりと繋げていけたら」とコメント。「『ちはやふる』は本当にたくさんのファンの方々がいると思います。私もこの作品に感銘を受けた一人です。私が受けた感動を、今度は観てくださる方に伝えられたらと思っています」と意気込みを語った。
映画シリーズから続投する上白石は、「また奏を演じられるのだという喜びがありましたし、『ちはやふる』の世界に飛び込んで心を動かせるのが本当に嬉しいなと思いました」と喜ぶ。そして、「映画の10年後の世界を描くドラマですが、実際に映画シリーズの撮影からも10年が経っています。早かったのか、長かったのか…“10年という時間”に思いを馳せるきっかけにもなりました」と、感慨にふけった。高校生たちの青春ドラマと並び、25歳となり梅園高校の教壇に立つ奏の物語にも期待が高まる。
(C)末次由紀/講談社ドラマ化を記念し、末次氏による特製描き下ろしイラストがお披露目。中心には、教師となった奏が黒板に自己紹介を書く姿が描かれ、その周りには相変わらずお転婆そうな“綾瀬千早”、スーツ姿でポーズをきめる“真島太一”、頭に手拭いを巻いてエプロンを身に着けた「肉まんくん」こと“西田優征”、白衣姿で歯を見せて笑う「机くん」こと“駒野勉”が楽しそうに囲んでいる。
末次氏は「物語の中で10年という月日が流れたように、現実の時間も重なり、その時を経た大江奏を、上白石さんが喜びをもって再び引き受けてくれたことが、本当に嬉しかったです」と語り、「ふたたび部活に奮闘することになった大江奏の姿を、漫画のキャラクターたちもきっと応援している――そんな思いを込めて、新しいイラストを描きました」とコメントを寄せた。
連続ドラマ「ちはやふる めぐり」は、7月より毎週水曜午後10時から日本テレビ系で放送。當真と上白石、プロデューサーの榊原真由子氏、原作者の末次氏のコメント全文は以下の通り。
◆出演が決まったときのお気持ちは?
参加させていただける嬉しさと緊張がありました。みなさんが作り上げた映画「
ちはやふる」シリーズの世界観にリスペクトを持って、末次先生の「
ちはやふる」、映画「
ちはやふる」シリーズのたくさんのファンの方々のイメージを崩さないよう、繋げていけたらなと思いました。
◆映画シリーズの感想を教えてください
最初に憧れという感情を持ちました。かるたをなりふり構わず追いかける姿がすごくまぶしかったです。私が映画「
ちはやふる」に出会ったのはちょうどコロナ禍で部活も学校も休みになったときだったので、私の中で希望にもなった作品でした。
◆原作・アニメ・映画ファンを含めて、ドラマの放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします
「
ちはやふる」は本当にたくさんのファンの方々がいると思います。私もこの作品に感銘を受けた一人です。私が受けた感動を今度は観てくださる方に伝えられたらなと思っています。ぜひ、楽しみにしてほしいです。
◆出演が決まったときのお気持ちは?
ひと言では言い表せません。また奏を演じられるのだという喜びがありましたし、「
ちはやふる」の世界に飛び込んで心を動かせるのが本当に嬉しいなと思いました。映画の10年後の世界を描くドラマですが、実際に映画シリーズの撮影からも10年が経っています。早かったのか、長かったのか……“10年という時間”に思いを馳せるきっかけにもなりました。感慨深いという言葉が一番ぴったりかなと思います。放送が楽しみでなりません。
◆原作・アニメ・映画ファンを含めて、ドラマの放送を楽しみにしている方へメッセージをお願いします
原作をお好きな方も、映画を愛してくださっている方も、初めて「
ちはやふる」と出会ってくださる方も、きっと心がみずみずしく溶かされるような、栄養のようなものを体中に感じていただけると思います。疾走感があって、葛藤もしっかり描かれている骨太な青春ドラマになると思います。どの方々にも満足していただけるように精いっぱい作っていきますので、ぜひ、楽しんでいただけると嬉しいです。
◆出演決定後、末次先生とお会いする機会はありましたか?
(ポスター撮影の時に)本当に久しぶりにお会いしました。また一緒に作品を作らせていただけることの喜びを分かち合いました。10年後が舞台ということで、奏もしっかり10歳年を取っています。原作では描かれなかった奏の葛藤や、千早ちゃんへの想い、どんなふうにこの10年を過ごしてきたのかというところもしっかり描かれます。末次先生も「そこがすごく嬉しい」とおっしゃっていました。先生にとってはきっとどのキャラクターも我が子のように大切だと思いますので、私もしっかりと奏ちゃんを愛し抜いて一緒に悩んだり喜んだりしたいと思います。
今回、「ちはやふる-めぐり-」の主演を
當真あみさんにつとめていただくことになりました。日々撮影をしながら、彼女の中にある静かな情熱をひしひしと感じています。
當真さんに演じていただくめぐるというキャラクターは映画の主人公である千早とは違い、青春とは程遠い日々を送っています。そんな彼女が奏に出会い、かるたに出会い、仲間たちに出会って変化していくさまを繊細にみずみずしく演じてくれています。いまこの時の18歳の
當真あみの煌めきを、めぐるとして生きる彼女のハッとさせれるほどまっすぐな
瞳を、皆さんにお届けできるのがとても楽しみです。
そして今回、
上白石萌音さんが大江奏として
ちはやふるの世界に戻ってきてくれました。教師になった25歳の奏ちゃん。クランクインの日、奏ちゃんが授業をする姿を見て、言葉ではとても言い表せない感慨を覚えました。上白石さんとお話しするたび、
ちはやふるという作品への上白石さんの強い思いを感じています。
大人になった奏ちゃんを上白石さんに演じていただけることを末次先生もとても喜んでくださり、特別にイラストを描き下ろしてくださいました。連載時から時が経ち、大人になった奏ちゃんや千早たち。ドラマ「ちはやふる-めぐり-」のプロデューサーとしても漫画「
ちはやふる」の大ファンとしても、このイラストを見た瞬間に胸がいっぱいになりました。
當真さんと上白石さんとこれから発表する素敵なキャストと一緒に最高の青春を作り上げてまいります。
お楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
続編の企画が進み、大江奏役を再び
上白石萌音さんにお願いすることが決まったとき、上白石さんが「またかなちゃんになれるなんて」と喜んでくださったことが、とても印象に残っています。
物語の中で10年という月日が流れたように、現実の時間も重なり、その時を経た大江奏を、上白石さんが喜びをもって再び引き受けてくれたことが、本当に嬉しかったです。
ふたたび部活に奮闘することになった大江奏の姿を、漫画のキャラクターたちもきっと応援している――そんな思いを込めて、新しいイラストを描きました。
新キャストの
當真あみさんとともに、自由に、そして伸びやかにこの時間を楽しんでほしいという願いも込めています。