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吉岡秀隆、11年ぶりWOWOWドラマに主演! 本格社会派ミステリー「夜の道標」で刑事役

2025年4月17日 07:00

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窓際刑事を演じた吉岡秀隆
窓際刑事を演じた吉岡秀隆

吉岡秀隆主演で、第76回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門を受賞した芦沢央氏のミステリー「夜の道標」(中公文庫)が、「連続ドラマW 夜の道標 ある容疑者を巡る記録」としてWOWOWでドラマ化されることが決定した。

本作は、1996年に起こった殺人事件の担当刑事・平良正太郎(吉岡秀隆)が、2年間逃亡する容疑者・阿久津の足取り、殺人の理由を捜査しながら事件の“真実”に迫っていく本格社会派ミステリー。各登場人物のバラバラに思えた点と点が“ある容疑者”を巡って繋がった時、思いもよらぬ“社会の闇”が浮き彫りとなっていく。

「連続ドラマW トクソウ」以来、WOWOWドラマ11年ぶりの主演となる吉岡が演じる平良は、自身も家庭に問題を抱える窓際刑事。部下の大矢とともに捜査に行き詰った殺人事件の捜査を担当することになり、事件の容疑者・阿久津弦が犯した殺人の動機について地道な捜査を続け、やがて一つの真実にたどり着く。真実をシビアに追い求める刑事ながら、奥底に温かみを持って事件に寄り添い続ける吉岡ならではの眼差しが、本作に強い印象を残す。吉岡は、WOWOWのドラマ作品について「役を演じるというより、作品作りにおいてその人間を体現させてもらっている感覚があります。見ていただく方にも、僕自身にも心に問い続ける事が出来るような作品である事を祈っております」とコメントを寄せた。

原作。4月22日に文庫本が発売(中公文庫)
原作。4月22日に文庫本が発売(中公文庫)

原作は、2012年「罪の余白」で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー、吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、本屋大賞、直木三十五賞など数々の文学賞にノミネートが続く芦沢が作家生活10周年記念として手掛けた同名小説。脚本はドラマ「PICU 小児集中治療室」、「劇場版 アナウンサーたちの戦争」などを手掛けた倉光泰子。共同脚本・監督は「重力ピエロ」「リトル・フォレスト」「見えない目撃者」などで、重厚なテーマも瑞々しく美しい映像表現で描いてきた森淳一。音楽はイノセントで透明感のある歌声と声のレイヤーを重ねて構築する、独自の作曲スタイルで唯一無二の音世界を表現するアーティスト・Jun Futamataが担当する。

「連続ドラマW 夜の道標 ある容疑者を巡る記録」(全5話・第1話無料放送)は、9月放送・配信スタート。

関係者のコメント全文は以下のとおり。

【あらすじ】
1996年、横浜市内で学習塾を経営する講師の戸川勝弘が殺害された。被害者の元教え子で軽度の精神障害を持つ阿久津弦が早々に容疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も足取りはつかめていない。捜査が縮小する中、窓際刑事の平良正太郎(吉岡秀隆)が課長・井筒勲の指示で、若手刑事の大矢啓吾とともに戸川殺しの専従捜査を担当することに。悪い噂1つない人格者の戸川がなぜ殺されたのか。戸川を知る塾関係者、容疑者・阿久津の母親や元妻、知人……平良らは日々聴き込みを続けるが、謎は深まるばかり。一方、殺人犯を匿うことになる阿久津の同級生・長尾豊子、阿久津にあるきっかけで出会う小学生の橋本波留。関係ないように見えた者たちが、阿久津という逃亡中の容疑者を中心に動き出した時、バラバラに思えた点と点が繋がり、やがて思いもよらぬ展開を見せていく。阿久津の殺人と逃亡の理由、平良たちがたどり着く“真実”、そして浮き彫りになる、ある社会問題とは……。

吉岡秀隆(平良正太郎役)
WOWOWのドラマでは作品とその役を通して、いつも勉強させて頂いております。「CO 移植コーディネーター」、「トクソウ」、「コールドケース」などもそうでしたが役を演じるというより、作品作りにおいてその人間を体現させてもらっている感覚があります。社会派ヒューマンミステリーと言ってしまえばそれまでですが、見ていただく方にも、僕自身にも心に問い続ける事が出来るような作品である事を祈っております。

森淳一(脚本・監督)
今作は社会派ドラマですが、単に問題を提示するだけでなく、そこに希望の光を見出せるような構成を心がけました。また、登場人物には複雑な背景や動機があり、単なる善悪で区別されることがないよう注意を払いました。吉岡秀隆さん演じる平良正太郎は、強い正義感を抱く一方で、社会の不正とどう向き合うべきか苦悩します。
しかし、その姿勢が子どもに精神的な負担を与え、親子の関係にひずみが生じてしまいます。吉岡さんは「刑事」と「父親」という二つの役割を繊細に演じ分け、物語に深みと説得力を加えてくださいました。余韻の残る表情をモニターで見ながら、何度も唸ったのを覚えています。本作の登場人物たちは、それぞれに複雑な背景や事情を抱えています。人生に翻弄されながらも、自らの道を探していく—そんな人間ドラマの行方を、見届けていただければ幸いです。

芦沢央(原作)
撮影見学をさせていただいた際、主演の吉岡秀隆さんから(本作の容疑者である)阿久津への思いを語っていただき、ああ、こういうまなざしで阿久津と向き合ってくださる方がこの事件を担当する刑事さんで本当によかった、と胸が熱くなりました。
原作は、一人一人の切実な人生の断片が絡み合うことで浮かび上がる光景、奇跡的な化学反応のようなものを私自身が見たくて書いた物語ですが、その物語に、こうしてたくさんの方が人生の大事な時間を懸けて向き合ってくださることを、とても嬉しく、ありがたく感じています。このドラマの制作に関わる皆さんの化学反応の結果、どんな光景に出会えるのか、心から楽しみにしております。

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