桜田ひより主演「この夏の星を見る」に、水沢林太郎らネクストブレイクが期待される若手俳優陣が参戦
2025年4月4日 19:00

桜田ひより主演で直木賞作家・辻村深月氏の青春小説を映画化する「この夏の星を見る」に水沢林太郎、河村花、増井湖々、安達木乃、中野有紗、早瀬憩、和田庵、蒼井旬、黒川想矢、星乃あんな、萩原護、秋谷郁甫という若手有望株がずらりと顔を揃えることが明らかになった。
本作は、2020年に新型コロナウィルスが蔓延したコロナ禍を背景に、登校や部活動が次々と制限され、さらには緊急事態宣言に直面し、大人以上に複雑な思いを抱えていた中高生たちの青春を、東京都渋谷区、茨城県土浦市、長崎県五島市を舞台に描く。昨年9月からそれぞれの町で撮影を行い、その土地に流れる空気や差し込む光、その場所でしかすくい取れなかった瞬間を紡ぎ、そこに息づくキャラクターを、ネクストブレイクが期待されるフレッシュなキャストたちが演じた。
新たに出演が発表されたのは、桜田ひより演じる主人公の溪本亜紗の同級生で、同じ天文部に所属している飯塚凛久をNHK大河ドラマ「べらぼう 蔦重栄華乃夢噺」に出演中の水沢。亜紗と凛久の一学年上の先輩の山崎晴菜を河村(「うちの弟どもがすみません」)。亜紗と凛久の一学年下の後輩の広瀬彩佳と深野木乃美をそれぞれ増井(「Broken Rage」)と安達(「交換ウソ日記」)が演じる。彼らは、辻村氏が原作小説を執筆する際、実際に取材した茨城県立土浦第三高等学校で撮影を行い、リアリティのある場所で芝居に臨んだ。
また、長崎五島の泉水高校吹奏楽部に所属する佐々野円華と福田小春に息吹を吹き込むのは「PERFECT DAYS」の中野、『か「」く「」し「」ご「」と「』の早瀬。同じく泉水高校3年生の武藤柊と小山友悟に和田(「エゴイスト」)と蒼井(「あのコはだぁれ?」)が扮する。都心で暮らす中学生の安藤真宙と中井天音には、「怪物」の黒川と「ゴールド・ボーイ」の星乃。泉水高校の生徒でありながら東京での生活を余儀なくされる輿凌士を萩原(「Cloud クラウド」)。都心部にある御崎台高校で物理部に所属する柳数生を秋谷(「ブルーピリオド」)がそれぞれ演じることが発表された。
本作のメガホンをとった山元環監督は、「コロナに負けない中高生達、ブレイブジェネレーションが主役の物語です。マスクで見えない表情、友人との距離感、先の見えない時間、そんなコロナ禍にあった壁を突破して、時代じゃ止められない青春の躍動を映画の中に詰め込みました」と意気込みを語り、「当時失われた青春と言われていましたが、壁があるからこそ、青く燃える春がある。過ぎていったコロナ禍の時代に、今に繋がる大切な時間がこの映画にはきっとあると思います」と追加キャスト発表に際してコメントを寄せた。

同名原作小説(KADOKAWA刊)は、コロナ禍という未曽有の事態のなか、悲しさ、もどかしさ、優しさ、温かさといった人々の思いを描き出し、幅広い世代からの支持を集めた。部活動を制限された中高生たちは、リモート会議を駆使して同時に天体観測をする競技「スターキャッチコンテスト」に挑む。茨城、東京、長崎五島の中高生が始めたこの活動はやがて全国に広がり、ある奇跡をもたらす。北海道新聞、東京新聞、中日新聞、西日本新聞、河北新報、山梨日日新聞の各紙に、21年6月~22年11月に順次掲載され、23年6月に単行本が刊行。6月には角川文庫、角川つばさ文庫で、それぞれ上下巻での文庫化が予定されている。
「この夏の星を見る」は、7月4日に全国公開。キャストがコロナ禍だった2020年の夏を振り返ったコメントは以下のとおり。

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この映画に出てくる登場人物たちの“この”星を見るべく様々に奮闘していく姿は、皆さんにも共感してもらえるものになっているのではないかと思います。公開までもうしばらくの間、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
また、一日中家で配信されている映画やドラマを観たりと、このお仕事を始める前の私にとっては夢の世界に飛び込むための助走期間だったのかもしれません。
日常が日常でなくなってしまったからこそ、普段なら見過ごしてしまうような小さな幸せにも温もりを感じられた夏でした。 今作を観て、あの頃の小さな幸せや温もりを思い出していただけたら嬉しいです。
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