水道橋博士の選挙活動に「東京自転車節」青柳拓監督が密着 奇跡の当選から鬱病による辞任とその後に迫った「選挙と鬱」6月公開
2025年4月4日 18:00

2022年の参院選に立候補した水道橋博士の選挙活動に密着したドキュメンタリー映画「選挙と鬱」が、6月28日から公開されることが決定。場面写真、ポスタービジュアルが披露され、「Motion Gallery(モーションギャラリー)」でクラウドファンディングを実施することがわかった。
2022年6月。偶然と必然が重なり急遽、参議院議員選挙にれいわ新選組から立候補することなった水道橋博士。弟子や元マネージャー、仲間の芸人たちで構成された素人チームは、手探りしつつもドタバタと選挙活動を躍動する。水道橋博士はモハメド・アリの名言「Me We(私はあなたたちだ。あなたたちは私だ)」から民主主義の根幹としての政約を打ち出した。

比例代表候補として全国を飛び回り、期間中に起こった“安倍元首相銃撃事件”に翻弄されながらも、奇跡の当選を勝ち取る。晴れやかな国会初登院の場で国会議員としての活躍を誓った3カ月後、水道橋博士は“鬱病”により休職、辞任を余儀なくされる。


偶然にも選挙の“従軍カメラマン”となり選挙活動チームに加わりながら密着撮影したのは「東京自転車節」「フジヤマコットントン」の青柳拓監督だった。持ち前の人懐こいキャラクターを活かしチームの一員となった青柳監督は、内側から選挙活動のディテールを描き出した。一方、水道橋博士の鬱病による休職~辞任とその後も追い続けたことによって、個人視点から社会を浮かび上がらせる作家性を本作でも発揮。数多の選挙ドキュメンタリーとは一線を画す人間ドラマとして本作を完成させた。

一人の芸人のチャレンジを通して、政治家の根幹である“誰かのために生きること”、一方で鬱病というキーワードから垣間見える、現代社会で重要な“自分のために生きること”を同時に問いかける。
「選挙と鬱」完成&劇場公開を記念して、応援プロジェクトとしてクラウドファンディング(https://motion-gallery.net/projects/senkyo_to_utsu)を4月8日より開始(目標金額:300万円)。前売券、パンフレットだけでなく、特製クリアファイル(非売品)、「ハードコアチョコレート」コラボTシャツ(CF限定デザイン)などの特典が用意されている。
「選挙と鬱」は、6月28日から東京・渋谷ユーロスペースほか全国順次公開。
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