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ニコラス・ケイジの役作りはクレイジーだった「僕は自分の母親を連続殺人鬼にした。芸術のためならできる」

2025年3月27日 18:00

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SNSではケイジの怪演と想像を超えるラストに話題が沸騰
SNSではケイジの怪演と想像を超えるラストに話題が沸騰
(C)MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.

全米公開時に“歴史を覆す大ヒット”となったホラー映画「ロングレッグス」(公開中/オズグッド・パーキンス監督作)では、オスカー俳優ニコラス・ケイジが、40年以上のキャリアで初のシリアルキラー役に挑戦している。「陰惨な連続殺人鬼役はこれが最初で最後となる」と本人がコメントするほどの“史上最狂の悪役”――このほど最狂のシリアルキラー“ロングレッグス”の誕生秘話が明かされた。

本作は、全米公開初日から3日間で興収2240万ドルをたたきだし、2024年公開の独立系ホラー映画における“全米最高のオープニング成績”をおさめ、独立系ホラー映画として過去10年間の全米最高興収を記録(2024年11月時点)。さらに、2024年公開独立系作品において全米興収1位を記録(2024年11月時点)。北米配給のNEONにおいては、アカデミー賞受賞の「パラサイト 半地下の家族」の北米最終興収5336万ドルを超えて、NEON史上最高興収作品となった。

3月14日に全国115館で公開を迎えると、メイン館である新宿ピカデリーをはじめ、都心の劇場で満席回が続出。10代、20代の若年層からシニアまで幅広い客層で劇場が賑わい、捜査資料に見立てたパンフレットも一部の劇場で売り切れが出るほど話題になっている。

SNSではケイジの怪演と想像を超えるラストに話題が沸騰している。

「10年に一度の恐怖映画…素直に言ってその名にふさわしすぎる映画だった!!」
「序盤とラストで見事にこの映画の印象が変わり、違った緊張感になってる作りが見事!最も理不尽で邪悪な作品」
「ニコラス・ケイジの怪演が凄い!不穏で不気味で救いもないのに、なぜか美しく美学にあふれていてそれが気持ち悪い」
画像2(C)MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.

一目では本人とわからないほどの“怪人”に豹変したケイジ。アメリカではハロウィンで“ロングレッグス”の仮装をする人が続出するほど話題となり、新たなホラーアイコンの誕生となった。主題歌にもなっているT・レックスのマーク・ボランを彷彿とさせるボリュームある髪型に厚いメイク、整形手術を何度も受けたかのような顔は内面的な美への執着も伺えるだろう。

ロングレッグス”の顔の方向性を決めうえ上で、メイクが過剰になると滑稽に見えてしまう――そのため、絶妙なラインを探るべく試行錯誤が行われた。“ロングレッグス”のインスピレーションについて、ケイジはこう語っている。

「中性的にしたいと思っていた。フェリーニの『魂のジュリエッタ』(1964)に登場する、“私きれい?”と聞く中性的な霊能者をイメージしていた」

画像3(C)MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.

古典モンスター映画のアイコン、ロン・チェイニーのファンであるケイジは、自分なりのチェイニー的な創造物として上向きのつけ鼻で完成するケイジ版「オペラの怪人」を演じるチャンスを見出した。物語のクライマックスでは、つけ鼻を装着したおかげで、観客をより深い恐怖へと誘う演出が可能になった。

顔が決まると、ケイジは恐怖のキャラクターを体現するために「オズが作り出したロングレッグスに、少し弱さを付け加えるには何ができるか」と考えたという。

「ロン・チェイニー演じる怪物たちが好きな理由は、彼らが心を持っていたから。いつも気の毒に思っていた。それは僕にとって、ロングレッグスを自分の母に寄せることを意味していた。そう、僕は自分の母親を連続殺人鬼にした。芸術のためならできる。僕の父はドラキュラのモデルで、母はロングレッグスのモデルだ」
画像4(C)MMXXIII C2 Motion Picture Group, LLC. All Rights Reserved.

ケイジの役に対する造詣の深さを表すエピソードはこれだけではない。音響スタッフによると、ケイジがどんなに大きな声で狂ったように叫んでも、ちょうど音声レベルの限界点に収まっているというから驚きだ。反対に、声を落としてソフトな囁き声で話すときも、下の限界点ぴったり! これには熟年スタッフも「人生であんなにクレイジーなものは見たことがない」と感心したほどだった。

プロデューサーも兼任したケイジは、新たなチャレンジとなった本作について、こう振り返っている。

「まったく新しいことに挑戦できる機会だった。映画俳優として常に可能性を広げたい。新しい方向、新しい面、これまでにないものを目指したい。今回シュールな動きと声で演じたが、僕としては本当に解放感を覚える現場だった」

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