ジョージ・クルーニーのブロードウェイデビュー劇、興行新記録を樹立 演劇作品として史上最高額
2025年3月27日 13:00

ハリウッドの名優ジョージ・クルーニーが初めて挑むブロードウェイ舞台「グッドナイト&グッドラック」が、わずか7公演のプレビュー期間(正式オープン前の試験的公演)で週間興行収入330万5240ドル(約5億円)を記録し、演劇作品として史上最高額を達成したと、米Deadlineが報じている。この快挙は、デンゼル・ワシントン主演の「オセロ」が先日8公演で樹立した282万4493ドルの記録を大きく上回るものだ。
ウィンターガーデン劇場(1545席)で上演中の本作で、クルーニーはアメリカジャーナリズム史に名を刻んだエドワード・R・マローを演じている。マローは1950年代、「赤狩り」で恐怖政治を敷いていたジョセフ・マッカーシー上院議員に果敢に立ち向かったCBSのニュースキャスター。タイトルの「グッドナイト&グッドラック」は、マローが「See it Now」番組の締めくくりで常に口にしていた「Everybody, good night and good luck」(皆さん、おやすみなさい、幸運を。)という言葉から取られている。
本作は、クルーニー自身が2005年に監督・共同脚本・出演を手がけた同名映画を原作としている。映画版は第78回アカデミー賞で6部門にノミネートされた作品で、実在したマローとCBSのスタッフたちがマッカーシズムと闘う姿を描いたノンフィクションドラマとして高い評価を受けた。
本作の平均チケット価格は302.07ドルと、「オセロ」(303.15ドル)に次ぐ高額設定。プレビュー公演は通常、演出や演技の調整を行いながら一般観客に割引価格で提供されることが多いが、本作のような人気作品では本公演と同等かそれ以上の価格設定となっている。プレミアムチケットも775ドルと高騰しており、人気スター主演作への観客の熱気を反映している。
ブロードウェイ全体も好調で、クルーニー作品が記録を達成した3月23日までの週には、全33作品で計4120万6933ドルの興行収入を達成。前週比10%増、前年同期比44%増と著しい成長を見せている。トニー賞の対象期限となる4月27日までに多くの新作が初日公演を控えており、今後さらなる盛り上がりが期待される。
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