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オリビエ・アサイヤス&バンサン・マケーニュによる珠玉のロマンス・コメディ「季節はこのまま」5月9日公開

2025年3月21日 17:00

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ポスタービジュアル
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(C)Carole Bethuel

フランスの名匠オリビエ・アサイヤス監督の最新作「Hors du temps(原題)」が「季節はこのまま」の邦題で5月9日公開される。

アサイヤス監督自身が「これまでで最もパーソナルで親密な映画」と語るコメディ・ロマンスドラマ。2020年4月、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中で外出が制限された春。映画監督の兄ポールと音楽ジャーナリストで弟のエティエンヌは、それぞれが本格的な交際を始めたばかりである恋人のモルガン、そしてキャロルとともに、子どもの頃暮らした郊外の家に閉じこもって生活することになる。懐かしい風景、新たな生活様式への戸惑い、世界から切り離されたような感覚、一緒に住んで初めて知る互いのこと……なにもかもが変わり、すべてが「止まってしまった」時間のなかで、ポールたちは不安を抱えながらもゆっくりと、たしかにそこにある光、愛と人生の新たな側面を発見していく。

画像2(C)Carole Bethuel

2020年3月17日、フランスでは最初の外出制限(ロックダウン)が開始され、段階的解除まで約2カ月に及んだ。アサイヤス監督が実際に弟と子ども時代を、そしてロックダウン期間を過ごした両親の家で撮影された本作。物語には実際のロックダウン期間の体験から自伝的要素までを多分に含む。主演は、アサイヤス監督と3度目のタッグを組むバンサン・マケーニュ。そして監督の近作では欠かせない女優であるノラ・アムザウィ、初参加に舞台でも活躍するミシャ・レスコーや、伝説のモデル/デザイナーのイネス・ド・ラ・フレサンジュの娘で、Diorのモデルとしても活躍する新星ナイン・ドゥルソが見事なアンサンブルを見せる。

画像3(C)Carole Bethuel

撮影はアルノー・デプレシャンレオス・カラックスジャ・ジャンクー作品で知られるエリック・ゴーティエ、編集はミカエル・アースミア・ハンセン=ラブ作品を手掛けるマリオン・モニエが担当。その他のスタッフも、セリーヌ・シアマアラン・ギロディウェス・アンダーソンクレール・ドゥニからフランソワ・トリュフォーまで、錚々たる名監督たちを支えたメンバーがそれぞれに才能を発揮する。

画像4(C)Carole Bethuel

本作の制作のきっかけとなり、本編にも登場するのが、アサイヤス監督が敬愛してやまない画家デイビッド・ホックニーの言葉である。「ホックニーがロックダウン中にiPadで、本作の舞台と同じノルマンディーの風景を見て絵を描いたように、自分はこの映画『季節はこのまま』を撮ったのだ」と、監督は語っている。

季節はこのまま」は、5月9日から、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次公開。

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