長尾謙杜、過酷な時代劇を経て「現代っていいなあ」 高校生役には「大丈夫かな?」と戸惑いも【劇場映画初主演「おいしくて泣くとき」完成披露】
2025年3月4日 20:51

森沢明夫氏の小説を映画化した「おいしくて泣くとき」の完成披露試写会が3月4日、都内で行われ、主演を務める「なにわ男子」の長尾謙杜、共演の當真あみ、安田顕、ディーン・フジオカ、横尾初喜監督が登壇した。
幼い頃に母親を亡くした心也(長尾)と、家に居場所がない夕花(當真)。孤独を抱える同級生のふたりは、ひょんなことから「ひま部」を結成し、互いに距離を縮めていく。しかし、ある事件をきっかけに夕花は姿を消してしまう。行き場のない思いを抱いた抱まま、交わした約束を胸に彼女を待つ心也は、突然の別れから30年を経て、夕花の秘密を知る。

劇場映画に初主演した長尾は、「いまの事務所に入って11年かな。ようやく劇場初主演することができて、すごくうれしいです」と喜びの声。多くのファンが駆けつけた客席を見つめ「愛されているなと感じています」と感謝を述べた。時代劇映画「室町無頼」での熱演も、大きな話題を集めたばかり。「アクションも辛かったし、現場は寒かった。この作品で現代に戻ってきて(笑)、メイク時間は3時間もかからないし、土ぼこりも立たず、早起きしなくていいので、現代っていいなあと思った(笑)」と、時代劇とラブストーリーの違いに、思わず笑みがこぼれた。
劇中では15歳の高校生役を演じ、「當真さんは(役柄に近い)リアルな年齢なので、一緒に並んで大丈夫かな? 学生に見えるかなって……」と戸惑いも。ただ、完成した映画を見た関係者から「めちゃくちゃ15歳だったよ」と言われたそうで、安どの表情。「當真さんは芯がしっかりしていて、精神年齢が高いので違和感なかったです。それが映画に出ていれば」と話していた。

共演した當真は「長尾さんが話しかけてくださり、私の緊張も解され、良い雰囲気で作品づくりができた。長尾さんが明るい笑顔でいてくれたおかげ」と感謝の意。クランクアップの際には、當真から現場の共演者とスタッフに、メッセージ付きの四つ葉のクローバーが贈られたそうで、長尾は「撮影中ずっと、下を見ながらクローバーを探していたので『どんだけ夢をかなえたいんだ』って思っていたら(笑)。なんていい子なんだって、人柄に泣きました」と感激していた。

安田は、ひとりで子ども食堂を切り盛りし、不器用ながら、どんな時でも息子に寄り添おうとする心也の父親・耕平を演じる。息子役の長尾について「自分の息子として見ていた」としみじみ。また、フジオカは30年後の心也役を務め「今日は未来から来ました(笑)。長尾くんの隣に立つので、どれだけ似ているのかチェックされるんだろうと、心してやって参りました」と戦々恐々だったが、長尾は「母親に伝えたら、『ディーンさん、どうだった? あなたもディーンさんみたいに育てばいいわね』って(笑)。ある意味の形で親孝行できた」と、喜んでいた。
「おいしくて泣くとき」は、4月4日に全国公開。
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