シンシア・エリボ、アリアナ・グランデから教わった日本語で挨拶【「ウィキッド ふたりの魔女」ジャパンプレミア】
2025年2月19日 21:15

名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔女たちの知られざる物語を描いた、名作ミュージカル「ウィキッド」を映画化する「ウィキッド ふたりの魔女」で主演を務めるシンシア・エリボ、アリアナ・グランデ、ジョン・M・チュウ監督が来日。2月19日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われたジャパンプレミアに出席した。


後に“西の悪い魔女”となるエルファバ(エリボ)と、“善い魔女”となるグリンダ(グランデ)の、始まりの物語を描いたファンタジーミュージカル。第97回アカデミー賞では、作品賞、主演女優賞(エリボ)、助演女優賞(グランデ)など10部門にノミネートされている。
エリボは「再び日本の地を踏み、大好きな皆さんと作品を分かち合えることが誇らしい」と喜びの声。日本語で「ありがとうございます。日本、大好き」と挨拶し、「来日中、ずっとアリアナに日本語を教わっていたの」と、日本語習得の経緯を明かした。

一方、グランデの来日は、2017年に実施した自身のツアー「DANGEROUS WOMAN TOUR」以来で、「長い間、日本の皆さんと会えずにとても悲しかった。今日という日を、指折り数えて待っていました」と感無量の面持ち。日本語で「日本、大好きです」と客席に愛を伝えた。

そんなふたりは、舞台挨拶の間も、終始互いに気を配り合う姿を見せ、エリボは「愛やシスターフッド、ふたりの成長が描かれているし、ここにいる特別なふたり(グランデとチュウ監督)と仕事できたことが、この作品を特別なものにしている」と思いは格別。グランデも「このふたりと作品をつくりあげたことが、とても光栄。怖がらずに自分らしくいることの大切さを伝えている」とアピールした。
また、チュウ監督(「クレイジー・リッチ!」「イン・ザ・ハイツ」)は、本作が世界的なヒットを記録している理由を「正反対のふたりが違いを乗り越えて、友情を結ぶ姿は、世界中の人たちが求めている美しい物語なのだと思う」と説明。「才能溢れるふたりをキャスティングでき、一緒に腕を組みながら、スペシャルなものを作ろうとした長い旅だった」と振り返った。

日本語吹替版でエルファバ役を務める高畑充希とグリンダ役の清水美依紗、グリンダの友人ファニー役を担当したkemio、同じくグリンダの友人シェンシェン役のゆりやんレトリィバァが駆け付け、来日ゲストに花束をプレゼントした。

高畑は20年に開催されたエリボの来日公演に足を運んだといい、「今日、お会いできて感動しています」と感激しきり。清水はグランデの大ファンで「毎回、新しい姿を見せてくれるアリアナに、すごく勇気をもらっていた」と、瞳を潤ませた。
「ウィキッド ふたりの魔女」は、3月7日に全国公開。
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