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【第97回アカデミー賞有力作品】ラトビア発の長編アニメ「Flow」新ポスター&特報公開

2025年1月28日 11:00

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ギレルモ・デル・トロ監督も絶賛
ギレルモ・デル・トロ監督も絶賛
(C)Dream Well Studio, Sacrebleu Productions & Take Five.

第97回アカデミー賞で長編アニメーション賞と国際長編映画賞の2部門にノミネートされた「Flow」の新ポスタービジュアルと日本版特報が披露された。

ラトビア出身のクリエイター、ギンツ・ジルバロディス監督(「Away」)の長編2作目となる本作は、2024年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映を飾り、同年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞、観客賞含む4冠を受賞。25年ゴールデングローブ賞では「インサイド・ヘッド2」「野生の島のロズ」「モアナと伝説の海2」といったビッグタイトルをおさえてアニメーション映画賞に輝き、ラトビア映画史上初の快挙を遂げた。

大規模なスタジオ作品では数百人が携わり、予算は百億円とも言われるアニメーション制作において、本作はオープンソフトウェアBlenderを用い、スタッフは40~50人、制作費は最大で400万ユーロ(約6億円)という極めてインディペンデントな体制で製作された。

本編で描かれるのは、洪水に呑まれつつある世界を舞台に、時に運命に抗い、時に流され漂う一匹の猫と、道中を共にするさまざまな動物たち。ギンツ監督は「この作品は、とても個人的なストーリーでもあります。かつての作品では全て1人で手掛けていた私が、本作では主人公の猫のように、チームを組み協力すること、仲間を信頼すること、違いを乗り越えることを学びました」と語っており、主人公の猫はもちろん、共に旅をする動物たちが各々の魅力を全開に成長しながら旅をしていく様にも注目だ。

特報では、短いながらも作品の大きな魅力である圧倒的な映像美とスケール感、猫や犬の動きといったリアリティの共存が表現され、ギレルモ・デル・トロ監督が「アニメーションの未来の壮大な幕開け」と激賞した本作の一部を垣間見ることができる。

Flow」は3月14日よりTOHOシネマズ 日比谷他にてロードショー。

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