ピクサーらしい、不安や悩みや緊張の表現が超コミカル! 「ウィン OR ルーズ」キービジュアル&予告
2025年1月20日 16:00
ピクサー・アニメーション・スタジオがディズニープラス向けに制作した、映画を原作としない初のオリジナルアニメシリーズ「ウィン OR ルーズ」(全8話)が、2月19日から独占配信。配信に先立ち、キービジュアルと本予告(https://youtu.be/Oa2akKpbXzk)が公開された。
中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」の決勝戦までの1週間を追いかける本作は、各話20分のエピソードで、同じ1週間が選手、その家族、審判など、複数の視点から語られていく。自信がなさそうな子どもたち、過保護な親、恋に悩む審判ら、ひとつの出来事を取り巻くさまざまな人の視点が、多角的に描かれるユニークな構成だ。
キービジュアルは、登場人物たちの不安や悩みや緊張などの感情を表しており、キャラクターの不安げな表情が印象的だ。本予告でも、選手たちの不安や失敗などがピクサーらしくコミカルに描かれつつ、「誰かが勝てば、必ず誰かが負ける」「どんな結果になっても、君たちみんなの勝ちだ」など、各エピソードのタイトルが表現しているように、作品のテーマである「“勝敗”とは何か」を視聴者に問いかける。彼らは、襲いかかる不安や焦りに向き合い、人生というゲームに勝つことができるのか--? 個性豊かな選手たち、コーチやその家族をめぐり、8人の目線から語られる勝利への奮闘劇に、期待が高まる。
脚本、監督、制作総指揮を務めるキャリー・ホブソン(「あの夏のルカ」プロデューサー)は、幼い頃にソフトボールの経験があるといい、「そこからインスピレーションを得て、完璧な題材で、特別な世界観を作り上げるチャンスだと感じた」と振り返る。
そして、「スポーツは、人の良い面も悪い面も引き出すことができます。一番穏やかな人でも、感情的になることがあり、そして勝敗に関しては、その結果は重要ではないようで、まるでそれこそが全てのような気持ちになってしまうものです」と、勝敗を題材に選んだ理由を語っている。
同じく、脚本、監督、制作総指揮を担うマイケル・イェーツ(「ソウルフル・ワールド」ストーリーアーティスト)は、ピクサー・アニメーション・スタジオで働く日常から、異なる視点にスポットを当てるというアイディアにたどり着いたと明かす。ホブソンとイェーツは「トイ・ストーリー4」の製作現場で、仕事仲間だったという。
「映画の中や世の中で起こっている出来事、時事問題やニュースについてよく話していました。私たちはいつも、同じ物事に対して、異なる反応や解釈をしていました。誰かが『うまくいったよ!』と言うことでも、別の誰かは『いや、ひどかったよ』と言う。私たちは、自分たちの経験が、物事に対する認識を左右することに気づきました。私たちは、そういった教訓を物語るストーリーを目指したんです」(イェーツ)
「ウィン OR ルーズ」は、2月19日からディズニープラスで見放題独占配信。