リドリー・スコット監督、ビージーズ伝記映画が交渉決裂の危機
2025年1月17日 17:00

巨匠リドリー・スコット監督がパラマウント・ピクチャーズで計画していたビージーズの伝記映画が、スタジオとの契約上の問題で難航していることを明らかにした。
スコット監督の製作会社スコット・フリーは、米バラエティに対し、監督が今後予定している2つのプロジェクトの順番を入れ替え、4月から20世紀映画のスリラー映画「The Dog Stars(仮題)」の撮影を開始し、秋にビージーズの伝記映画のメガホンをとる予定だと認めた。パラマウントの関係者も、ビージーズの伝記映画が秋に撮影されることを認めた。
ビージーズの伝記映画が足踏み状態となった経緯について、スコット監督は米GQのインタビューで「スタジオがゴールポストを変更した。私は『それはできない』と言ったんだ」と意見の食い違いが生じたことを告白。そして「彼らの要求は行き過ぎていた」とばっさり。「彼らは私の提案が気に入らなかった。だから、私は次へ行くと言った。私は高いが、めちゃくちゃ優秀だからね」と語った。
スコット監督はビージーズの伝記映画に魅力を感じた理由について、「ビージーズの労働者階級の側面が好きだったからだ。兄弟間の競争の物語で、そして(末弟の)アンディを30歳で失ってしまう。運よりも才能が大事なんだ。素晴らしい物語さ」と説明。また、自身のキャリア初期にビージーズの映画のオファーを受けていたが、「残念ながら映画製作に必要な資金が集まることはなかった」と明かした。
次回作となる「The Dog Stars(仮題)」は、パンデミックがアメリカ社会を壊滅させた近未来を舞台に、廃墟と化した空軍基地で孤独な生活を送る民間人パイロットとタフな元海兵隊員と愛犬が、偶然受信した無線通信をきっかけに、よりよい生活を求めて危険を承知で外の世界へ飛び出していくというストーリーだ。当初は「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」のポール・メスカルが主演する予定だったが、スケジュールの都合で降板し、「プリシラ」「Saltburn」ジェイコブ・エロルディが主演を務めることになった。
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