中島健人主演「知らないカノジョ」主題歌はmilet書き下ろし「I still」に決定 楽曲が切なく響く予告完成
2024年12月9日 07:00
中島健人とシンガーソングライターのmiletが初共演を果たす三木孝浩監督作「知らないカノジョ」の主題歌が、miletが書き下ろした「I still」に決定。同楽曲が流れる予告編(https://youtu.be/nG6E3x0lRfg)と、本ポスタービジュアルが完成した。
本作は、フランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」をもとに、現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変してリメイクするもの。中島とmiletに加え、桐谷健太、風吹ジュン、眞島秀和、中村ゆりか、八嶋智人、円井わんらが共演する。
物語の中心となるのは、大学時代、互いに一目惚れして結婚した神林リク(中島)と前園ミナミ(milet)。ふたりが恋に落ちた8年後、小説家を目指していたリクは、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、一気に人気ベストセラー作家になっていた。ある日、リクの心ない一言がきっかけで、ふたりは大喧嘩。翌朝リクが目を覚ますと、ミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも、出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑う。何と人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた。
予告編は、幸せな日々を送っていたはずのリクとミナミが大喧嘩し、ある朝突然“世界が変わる”までをテンポ良く描写。ふたりの仲睦まじい日常や、幸せいっぱいな結婚式も映し出されるが、突如リクは、ふたりが出会ってもいない世界に放り出される。一夜にして「夫婦」から「大スターと一編集者」という関係に変わったことに気付き、戸惑うリク。そんな彼を“もうひとつの世界”でも優しく受け止める親友・梶原(桐谷)の助けを借りて、リクはミナミと再び出会い愛し合えば“もとの世界”に戻れると信じ、全てを取り戻すために奔走する。
ミナミを失った世界で、彼女を大切にできていなかった自身を改めて省みるリクだったが、“もうひとつの世界”でのミナミの公私のパートナーである音楽プロデューサー・田所(眞島)から「彼女に必要なのは君じゃない、二度と顔を見せるな」と、痛烈な一言をかけられる。リクは、ミナミとの幸せな日常を取り戻すことができるのか――本編が気になる仕上がりだ。
予告編をエモーショナルに彩るのは、“前園ミナミ”が歌う「I still」。劇中のライブシーンで、未発表曲として歌唱する本楽曲は、ミナミの溢れる思いが込められており、「もしもの世界で、愛を知る」というラストメッセージを、聞く者の心に刻み込む。運命的な出会いから、すれ違い、失敗しながらも本当の愛に気づいていくリクに、「ここにいるよ」と呼びかける本楽曲は、常にリクとミナミの人生に寄り添い、ふたりの愛の行方を左右する重要なアイテムでもある。ふたりを見守るような歌詞とメロディが、切なさと感動を呼び起こす「I still」に注目だ。
中島は、「miletさんが、作品をしっかり読み込んで書かれた大切な楽曲だったので、僕も撮影に臨むにあたって常にこのmiletさんが作った言葉とメロディーを自分の心に纏うようにして撮影期間を過ごすようにしていました。勇気と愛情というものをとても感じることができたし、対面してお芝居をするうえでも、楽曲を聞いた時に思わず心が揺さぶられて(撮影の)最初の頃から涙する1歩手前までいってしまうくらい音の引力を持つ方だなと思いました」と、賛辞をおくる。
miletは、「台本を読んで1番最初にできた曲でもあり、この作品に対する私の素直な気持ちが表れた曲です。リクとミナミがどんな世界に行っても、心のどこかで繋がっているものがあるからこそ、このような曲が生まれたんだと思います。歌っていても今までのmiletにはなかったような、ミナミと一緒に作った曲になったなと思います」と、楽曲に込めた思いを語る。さらに「(映画の)余韻をこの曲に任せられるといいなと思って作ったので、三木監督に『この曲しか考えられない!』と言っていただいた時はすごく嬉しかったです」と、三木監督からの太鼓判があったことも明かした。
ポスターは、リクとミナミのキュートな表情が話題となったティザービジュアルに、キーパーソンである梶原とミナミの祖母・和江(風吹)のスチールが追加されたもの。あわせて、ムビチケ(カード/オンライン、税込1600円)が12月13日に発売されることも決定し、全国の上映劇場(一部劇場を除く)、メイジャー通販サイト、MOVIE WALKER STOREなどで販売される。
「知らないカノジョ」は、2025年2月28日に全国公開。中島とmiletの主題歌「I still」に寄せたコメント(全文)は、以下の通り。
・主題歌「I still」を聞いて
miletさんが、作品をしっかり読み込んで書かれた大切な楽曲だったので、僕も撮影に臨むにあたって常にこのmiletさんが作った言葉とメロディーを自分の心に纏うようにして撮影期間を過ごすようにしていました。勇気と愛情というものをとても感じることができたし、対面してお芝居をするうえでも楽曲を聞いた時に思わず心が揺さぶられて、(撮影の)最初の頃から涙する1歩手前までいってしまうくらい音の引力を持つ方だなと思いました。「I still」というタイトルにも本当に素敵な意味が込められていて、いいメロディ、いい言葉に包まれた撮影期間でした。リクとしても中島健人としても、すごく胸を打たれました。
・楽曲制作の思い
台本を読んで1番最初にできた曲でもあり、この作品に対する私の素直な気持ちが表れた曲です。リクとミナミがどんな世界に行っても心のどこかで繋がっているものがあるからこそ、このような曲が生まれたんだと思います。歌っていても、今までのmiletにはなかったような、ミナミと一緒に作った曲になったなと思います。大好きで大切な曲ができたなとも思いますし、私もこの曲を聞いて現場に向かって気持ちを作っていきました。(映画の)余韻をこの曲に任せられるといいなと思って作ったので、三木監督に「この曲しか考えられない!」と言っていただいた時はすごく嬉しかったです。
劇中の歌唱シーンでは言葉の発し方もちょっと変えてみました。今までmiletとして歌っている言葉とはちょっと違う発音だったり、milet節を少し抜いて、ミナミの素直でまっさらな気持ちで歌えるように、もっと言葉をはっきり、伝えたいメッセージが相手の心に柔らかく届いていくように歌えたらいいなと思って挑戦していました。
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