映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック
その他情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

菊地凛子&磯村勇斗、女性が活躍できる環境整備の必要性を説く Netflixプロデューサーからは現場のリアルな声も【第37回東京国際映画祭】

2024年11月1日 20:45

リンクをコピーしました。
画像1

第37回東京国際映画祭公式プログラムとして、文化・芸術の世界で活躍する女性に光を当てるケリング「ウーマン・イン・モーション」のトークセッションが11月1日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、俳優で本映画祭のフェスティバル・ナビゲーターを務める菊地凛子をはじめ、俳優の磯村勇斗、Netflixプロデューサーの岡野真紀子氏が出席。オープニングスピーチは、映像業界の啓発、人材育成、教育などに精力的に取り組む映画監督の是枝裕和が務めた。

画像2
画像5

国内外で幅広く活躍する菊地は「男女関係なく、平等に働いていける環境を整えるには、まだまだ難しい問題があるのかなと思う。フェアとは言えない場面もある」と率直に語り、「女性であれば出産だったり、キャリアが一度ストップした後に、戻ってこられる場所は守られるべき。そういった意識をもって、業界全体で会話していく必要がある」と提言した。その上で「理解や改革には時間もかかるが、まずは状況を知ることが重要。“知らなかった”ことで、自分にショックを受けることもある」と、意識の変化の重要性を説いていた。

画像4

一方、磯村は「デビューして10年。近年、現場に行くと女性のスタッフさんが圧倒的に増えたなと感じる」と持論。同時に「現状を変えないといけないという危機感はあります。女性が活躍できる環境づくりは、男性も問題に向き合い、性別関係なく取り組んでいかなければ無理」と訴え、「受け身ではいられないし、互いにサポートし合いながら、声を発信していきたい」と思いを新たにしていた。

画像3

岡野氏は2021年にNetflix入社し、エグゼクティブプロデューサーとして「クレイジークルーズ」(23)など日本発のオリジナル作品を多数手掛け、最新作となるNetflixシリーズ「さよならのつづき」の配信を控えている。

磯村同様に「女性だけでは解決できないので、お互いの強みを生かし、未来を見据えて、サポートし合えれば」と協力体制の必要性を語り、「作り手も多様であるべき。女性監督にもっともっと出てきてほしいですし、そのために必要なことは、さまざまなことに取り組んでいる」と語った。

具体的には、撮影現場でのベビーシッターの雇用や、長期ロケにおけるスタッフの交代制などを実践。「さまざまな選択肢に対応することはもちろん、何を求めているのか知るために、日常的にコミュニケーションを取れるのも大切」だと、現場のリアルな声を届けた。

グローバル・ラグジュアリー・グループのケリングは、2015年のカンヌ国際映画祭から、カメラの前と後ろで活躍する女性たちに光を当てることを目的に、同映画祭公式プログラム「ウーマン・イン・モーション」を発足。写真をはじめ、アート、デザイン、音楽などの分野にも活動の幅を広げ、様々なゲストが異なる立場から女性を取り巻く環境について意見を交換する機会を作っている。東京国際映画祭における「ウーマン・イン・モーション」トークは4回目の開催となる。

第37回東京国際映画祭は、11月6日まで開催。

菊地凛子 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

シネマ映画.comで今すぐ見る

aftersun アフターサン

aftersun アフターサン NEW

父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。

HOW TO HAVE SEX

HOW TO HAVE SEX NEW

ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

蒲団

蒲団 NEW

文豪・田山花袋が明治40年に発表した代表作で、日本の私小説の出発点とも言われる「蒲団」を原案に描いた人間ドラマ。物語の舞台を明治から現代の令和に、主人公を小説家から脚本家に置き換えて映画化した。 仕事への情熱を失い、妻のまどかとの関係も冷え切っていた脚本家の竹中時雄は、彼の作品のファンで脚本家を目指しているという若い女性・横山芳美に弟子入りを懇願され、彼女と師弟関係を結ぶ。一緒に仕事をするうちに芳美に物書きとしてのセンスを認め、同時に彼女に対して恋愛感情を抱くようになる時雄。芳美とともにいることで自身も納得する文章が書けるようになり、公私ともに充実していくが、芳美の恋人が上京してくるという話を聞き、嫉妬心と焦燥感に駆られる。 監督は「テイクオーバーゾーン」の山嵜晋平、脚本は「戦争と一人の女」「花腐し」などで共同脚本を手がけた中野太。主人公の時雄役を斉藤陽一郎が務め、芳子役は「ベイビーわるきゅーれ」の秋谷百音、まどか役は片岡礼子がそれぞれ演じた。

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る

シネマ映画.comで今すぐ見る

他配信中作品を見る