アカデミー賞候補テリー・ガーさん死去 「トッツィー」「フレンズ」で活躍 79歳
2024年10月30日 22:00

映画「トッツィー」でアカデミー賞にノミネートされ、米人気ドラマ「フレンズ」など数々の作品で存在感を示した米コメディ女優のテリー・ガーさんが10月29日、ロサンゼルスで死去した。79歳だった。長年、多発性硬化症と闘っていたと、広報担当者が明らかにした。
芸能一家に生まれたガーさんは、父がコメディアン、母が名門ダンス集団「ロケッツ」の元ダンサーという環境で育った。17歳でダンサーとしてキャリアをスタートし、1974年のメル・ブルックス監督作「ヤング・フランケンシュタイン」で女優としてブレイク。その後、スティーブン・スピルバーグ監督の「未知との遭遇」(77)に出演し、ハリウッドでの地位を確立した。
最大の転機となったのは「トッツィー」(82)だ。ダスティン・ホフマン演じる主人公の恋人役を好演し、アカデミー賞助演女優賞にノミネート。この作品は興行収入1億7700万ドルを記録する大ヒットとなった。共演者のホフマンは「テリーはすべての面で輝かしく独特で、心も優しかった。彼女と仕事をしたことは、最高の経験のひとつだった」と追悼している。
90年代には人気ドラマ「フレンズ」でリサ・クドロー演じるフィービーの実母フェルプス役を演じ、新たな世代のファンを獲得。クドローは「コメディ演技の天才で、私に多大な影響を与えた存在。一緒に仕事ができたことを感謝している」とコメントしている。
2002年には多発性硬化症であることを公表。闘病しながら社会啓発活動にも取り組み、11年に引退するまで、アニメーション作品の声優なども含め幅広い活動を展開した。40年以上にわたるキャリアで、エミー賞やトニー賞にもノミネートされるなど、その実力は高く評価されている。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「ズートピア2」「アバターF&A」「楓」など超注目作を“500円”で観る!
【知らないとめっっっっっっっちゃ損!】絶対に読んでから観に行って!!!!!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
「ズートピア2」観た人の感想は?
「大好き」「前作こえた面白さ」「ご褒美みたいな映画」「最高の続編」「メロすぎ」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中…
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」些細なケンカが…まさかの大事件へ
提供:ハピネットファントム・スタジオ