「グラディエーターII」特別メイキング映像公開 リドリー・スコット監督らの貴重なコメント満載「本物に勝るものはない」
2024年10月19日 09:00
巨匠リドリー・スコットが手掛けた名作の続編「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の特別メイキング映像が公開された。歴史スペクタクル超大作ならではの大規模セットに潜入した密着映像となっている。
古代ローマを舞台にした前作「グラディエーター」(00)は、苛烈を極める皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、奴隷の座へと落とされた元大将軍マキシマスが復讐を誓い、剣闘士(グラディエーター)としてコロセウムで極限の闘いに挑むさまを描いた。ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、リチャード・ハリスら名優たちによる演技合戦、大スケールで描かれる情熱的なバトルシーンなどが話題を呼び、第73回アカデミー賞では作品賞、主演男優賞を含む5部門受賞を果たした。
今作では前作の“その後”が、最新技術によってさらにグレードアップした映像で描かれる。アカデミー賞作品賞受賞作の続編が同じ監督によって作られるのは、フランシス・フォード・コッポラ監督による「ゴッドファーザー PART II」(74)以来となり、本作がアカデミー賞作品賞を受賞すれば約50年・半世紀ぶりのシリーズ2作連続受賞となる。
激しい闘いの末に剣闘士マキシマス(クロウ)が皇帝コモドゥス(フェニックス)に勝利したことで、大きな転換点を迎えたかに思われたローマだが、十数年後、次なる暴君の圧政によって市民は苦しい生活を強いられていた。そんな中、将軍アカシウス(ペドロ・パスカル)率いるローマ帝国軍の侵攻によって愛する妻を殺されたルシアス(ポール・メスカル)は奴隷として売られ、グラディエーター=剣闘士となる。
映像では、スコット監督が「前作から25年の時を経て、またこの地に戻れてうれしい。」と充実の表情をみせる。大規模セットでの撮影に、ルシアス役のメスカルは「(気分は?)最高だね!」と笑顔を浮かべ、パスカルも「今作を作り上げているものすべてが、想像を絶する。個性的な登場人物が壮大な物語を繰り広げる。まさに“超大作”という言葉に尽きるね」と自信をみなぎらせる。
前作にも出演したコニー・ニールセンは「素晴らしい脚本よ。人生のあらゆる側面が描かれている。再びあの闘技場に足を踏み入れた時は感動的だった」と証言。メイキング映像では、「本物に勝るものはない」と断言するスコット監督の陣頭指揮のもと、気合の充満した現場の様子を見ることができる。
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は11月15日から全国公開。メスカルらメインキャスト4名と、プロデューサーのダグラス・ウィックとルーシー・フィッシャーの来日も決定しており、11月4、5日に開催される記者会見やアジアプレミア上映に登壇予定。
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