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統合失調症の姉、彼女を閉じ込めた両親、記録し続けた弟 話題を呼んだドキュメンタリー「どうすればよかったか?」12月7日から劇場公開

2024年10月5日 14:00

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“家族”という他者との20年にわたる対話の記録
“家族”という他者との20年にわたる対話の記録
(C)2024動画工房ぞうしま

面倒見がよく優秀な姉に統合失調症の症状が現れた。父と母は玄関に南京錠をかけ、彼女を閉じ込めた――家族という他者との20年にわたる対話の記録をとらえたドキュメンタリー映画「どうすればよかったか?」が、12月7日からポレポレ東中野ほか全国順次公開される。

本作は、統合失調症の症状が現れた姉と、彼女を精神科の受診から遠ざけた両親を、弟である監督自身が記録していく。カメラを通した家族との対話は20年に及び、“どうすればよかったか?” という正解のない問いが容赦なく響きつづける破格のドキュメンタリーとなっている。山形国際ドキュメンタリー映画祭2023や、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル2024で上映されるやいなや大きな話題となり、劇場公開を待ち望む声も多く聞かれた作品だ。

画像2(C)2024動画工房ぞうしま

面倒見がよく、絵がうまくて優秀な8歳ちがいの姉。両親の影響から医師を志し、医学部に進学した彼女がある日突然、事実とは思えないことを叫び出した。統合失調症が疑われたが、医師で研究者でもある父と母はそれを認めず、精神科の受診から姉を遠ざけた。その判断に疑問を感じた弟の藤野知明(本作の監督)は、両親に説得を試みるも解決には至らず、わだかまりを抱えながら実家を離れた。

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このままでは何も残らない――姉が発症したと思われる日から18年後、映像制作を学んだ藤野は帰省ごとに家族の姿を記録しはじめる。一家そろっての外出や食卓の風景にカメラを向けながら両親の話に耳を傾け、姉に声をかけつづけるが、状況はますます悪化。両親は玄関に鎖と南京錠をかけて姉を閉じ込めるようになってしまう……。

画像5(C)2024動画工房ぞうしま
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劇場公開に先立ち、藤野監督のメッセージ、特報予告編などが披露されている。メッセージは、以下の通り。

【藤野知明監督】
姉はたくさん才能を持って生まれましたが、発症してからは、それを十分に発揮することなく、ほとんど独りで生きていました。
我が家の25年は統合失調症の対応の失敗例です。
このタイトルは私への問い、両親への問い、そして観客に考えてほしい問いです。
撮影も編集も拙いですが見るに値するものが映っていると思います。

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